まんだらけ 小倉店

L.S.C in 小倉 〜ライトノベル普及委員会〜【第14回】「主人公」について(その2) うみねこの主人公

2009年二回目の本稿コラムです。今回も前回に続いて主人公についてです。
ちなみにこんな変なコラムですが、毎回締切直前まで唸りながら書いています。
もう二度とプロの漫画家や小説家の方に「描くの遅えよ!」などと言えません。

いきなり脇道にそれますが、今回はこの主人公から語ってみたいと思います。


(図1)


(図2)


もちろん片っぽはニセモノです。(図1・2)
『うみねこのなく頃に』の主人公、”ちょいと知られたおっぱいソムリエ”こと右代宮戦人(うしろみや・ばとら)です。
(『うみねこ』がラノベか?という疑問もあるでしょうが、アニメ化も決定し、いずれコンシューマ移植やノベライズも確実だと思われるので)
多くの人同様、担当も正月休みを費やしてエピソード4をプレイしたクチです。
新作では戦人の”主人公力”がなかなか高くてよかったと思います。


(図3)


『ひぐらし』の前原圭一(図3)もそうでしたが、このシリーズの主人公とは、実際に作中で活動する主人公と、メタ視点で登場するキャラクターとしての主人公、 さらにその話を読み進めるプレイヤー自身が主人公でもある、という三重構造になっているのが特徴的です。
…ちなみに今回新作をプレイされた方は事件の真相をどうみるのでしょうか。担当としては、実際に××は×××をネ×××トなどしておらず、 したがってあの×××の内容はすべてデタラメ。本当は××が想像の事件を××するために作りだしたものではないかと…(以下キリがなくなるので割愛)

それにしても『うみねこ』もずいぶんとキャラが増えました。(図4)


(図4)


人間サイド・魔女(幻想)サイドと合わせたら、実に50名以上の大人数です。よくもこれだけ怪しい人物像を生み出せるものだと、あいかわらずの竜騎士(竜ちゃん)の筆力には感心します。
エピソード4では、これまでアクションでの見せ場のなかったキャラたちにスポットがあたっていました。また、竜ちゃんお得意のキャラの「顔芸」がふるっていたのも印象的です。
ただ、主人公が活躍する話が好きな担当としては、やはり戦人が活躍してくれた方がカタルシスが得られて嬉しいのですが。
やはりそれは謎が解き明かされていく『うみねこ 解』の発売を、夏までまたなければならないのでしょう。


(図5)


(図6)


『うみねこ』のアニメキャストも続々発表されています。主人公・戦人が”まっがーれ”こと小野大輔氏、譲治が”答えは聞いてない”こと鈴村健一氏、 紗音が”鎧からツンデレまで”な釘宮理恵氏など、いろいろ話題を呼んでいますが、やはり子供たちよりは、大人たちや幻想サイド、特に魔女ベアト(図5)の声優が誰かが大いに気になるところです。折笠愛氏とか、どうなんでしょうか?

今回は完全にうみねこの話題だけでした。次回こそ、ライトノベルの主人公キャラについてちゃんと考えます。


(担当 有冨)

※この記事は2009/1/21に掲載したものです。
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