まんだらけ札幌店 PANZER VOR！カリウス少尉の戦車兵魂＆宮崎カントクの戦車魂！

ドイツ軍のオットー・カリウス少尉は『戦車殺し』ミヒャエル・ヴィットマン大尉などに比べると、勇猛果敢な訳ではなく、撃破した敵車両も多くはありません。
しかし、ヴィットマン大尉があっけなく戦死したのに比べ、カリウス少尉はソ連軍の猛攻を耐え抜き、しぶとく生き残ります。

何故でしょう？

その疑問を、兵器オタクとしても有名な宮崎駿監督がひとつの形にしてみました。
その本の名は「泥まみれの虎」
1944年のエストニア散兵線における、カリウス少尉と相棒のケルシャー曹長のティーガーの活躍について触れられ、カントクお馴染みの雑想ノートに近い視点で、このカリウス少尉についての見解を寄せています。
勇壮なティーガーとは一味違う、ブッ壊れて泥にまみれて砲弾をバカスカ集め、それでも戦い続ける泥まみれの虎は読み応え満点です。
そして、雑草ノートに掲載されなかった最終話「ハンスの帰還」も同時収録。
宮崎戦記おなじみの、ハンス伍長とドランシ大尉の珍道中が IV 号戦車と美少女ローザ、そのバアちゃんと繰り広げられます。
個人的には一番好きなエピソドなので、「生きる」為のハンスとドランシ大尉最期の戦いは熱くなってきます。
しかも、帯付き初版となれば、絶対買いですよ！

宮崎駿の妄想ノート
「泥まみれの虎」：￥2100（税込）

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（担当佐藤）