2009/7/16 21:00掲載
まんだらけ 中野店 4F 大予言

塩による残留思念処理


江原啓之『スピリチュアルプチお祓いブック』 2006年 マガジンハウス

よく「念」が残ったものを「残留思念」などと云ったりします。
念は人の感情が一種のエネルギーとなって放出されるものですが、放出されたあとは本人とは別の存在になります。
一度発した怨みの念などは本人がその後怨みを忘れたとしても、念そのものは消えずにエネルギーを発して自分自身や周囲のものに影響を与へます。
通常の喜怒哀楽なども本人とは無関係に念として残るワケですが、だいたいは微弱であってそれホド他に影響を及ぼしません。
しかし強い怨みなどネガティヴなものは影響力がある場合もあります。
特に死者の残留思念といふものはかなりの悪影響を周囲に及ぼすのでその処理はキチンとなされなければなりません。

残留思念を落とすものは経験的に「塩」「水」「火」と考へられてをります。
「水」による方法が一番一般的で、単純ですがお風呂やシャワーで「念」は洗ひ流せます。
特に自分の念を落とすには効果的です。

「火」は一寸特別で火打石などを使ふことになりますが、現代ではあまり一般的ではありません(神仏具店に行けば売ってます)。

また伝統的には「塩」による念落しがメジャーです。
「塩」による方法については近年誤解があるやうですが、不祝儀の帰りに塩を撒くといふことはあくまでも「死者の残留思念」を落とす、といふ意味です。
それをなかば意図的に曲解して「死者を邪険にして冷酷だ」などといふ言説が広がって、その影響で塩を配らない斎場なども増えてゐるやうですが愚かなことです。
死者のタマシヒと残留思念とを混同した議論で、しかもその出所は極端に政治的なことで有名な某仏教宗派なのですから取るに足らない愚論でせう。

残留思念とは人から排出された汗や排泄物と同じであって、確かにその人から出たものではありますが、その人自身ではありません。
その人から出た糞尿は本人そのものではありません。それと同じことです。
ですから不祝儀からの帰りに祓(はら)ふのは、あくまでも排泄物のやうな残留思念であって死者本人のタマシヒを邪険に扱ふものではないのです。
死者のタマシヒの本体は全く別であり、塩で祓はれるやうなこともありません。
近年跋扈する政治的意図に基づく妄説にはダマされないやうに注意が必要です。

今回紹介するのは江原啓之氏の書籍ですが、この方も「妄説」を気にしてるのか「お祓いブック」とは云ひながら基本中の基本である「塩」を使った祓ひ法があまり載ってません(一寸だけ載ってる)。
しかし、全体的には参考になると思ひます。
政治的下心ミエミエの「嫌塩派」はほっといて、自分と周囲だけでもキッチリとお祓ひして置きたいものです。

(担当 山口ケン)

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