絵本・ジュブナイル・写真集などのお店「記憶」ではスタッフの好きな一部作家の文芸書も扱っています。 戦前の浅草界隈で大正ダダイズム人脈と狂ったようにお酒を飲みまくり、”うわばみのおキヨ”とゆう愛称で鳴らした小島キヨの唯一の評伝です。 大正デモクラシーの時代に自己顕示欲の人一倍強い文科系女子がどんな人生をおくることになったか、ポエムまじりの日記を中心に追いかけた力作。 若い頃は中村彝の画のモデルなどもやっていました。 「62才になった。全く夢の様だ。今は酒以外に何ののぞみもない。くだらない生だった。」 YES!人生はそんなもの。 お酒を愛した最も過激なモガのひとり、小島キヨの生活と意見は「ルイズ−父に貰いし名は」とともに女の子の視点からみた大正不良カルチャーのドキュメンタリーとして読み応えあり。 倉橋健一「辻潤への愛」¥1575 戦前は築地小劇場〜新築地劇団の劇作家として鳴らし、戦後は吉田茂も住む大磯から「ぶらりひょうたん」など反権力志向の洒脱なコラムを連発し続けた高田保の人生を小説化したもの。 当時の尖端カルチャー人脈多数登場。 従軍記者として上海に派遣されたものの戦争がはじまるとまっさきに帰国願いを出すモダニストぶりがかっこよい! 「つまらん可笑しさなどもうどうでもよくなったもう僕らユーモリストもまじめに慨世の志士だよおそらくこれが最後のユーモアといふやつだろう」。 日本最後のユーモリストの最後の随筆集「ぶらりひょうたん日記」でユーモアの勉強を。 夏堀正元「風来の人小説・高田保」¥1575 高田保「ブラリひょうたん日記」¥1050
(担当 にのみや)
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