まんだらけ渋谷店デキない男が好きなんだ!!

DTの皆さん、元気ですかーッ!!
・・・え？クリスマスも新年も独り、もしくはヤロー同士でウダウダやり過ごしたってのに元気なワケねーだろって？
なーに言っちゃってるンすか！その方がな～んにも余計な氣ィ遣わなくていいし、そのヤロー共だっていつまでも一緒にツルんでくれるワケじゃないンすよ！
と、いくらそんなオッサンくさい事を言っても一切耳を貸さないのがDT。そう、DT。
しかしどんなにあがいてもきっと来年の正月もどこへも出かけずに家で『お笑いヒットパレード』見てる。それもまたDT。あぁDT。
でも、でもね、どうせDTなら“どうDTを捨てるか”よりも“どうDTを生きるか”を考えるべきだと思うのサ。
だってDTにはDTであるがゆえの理由が必ずあるはずだから！
と、ここまで読んでそろそろ「あ、コイツただ“DT”って言いたいだけだな」と感づかれる頃だと思うので本題に入ります。ギャフン!!

さてさて2005年は電車男が多くのDT、ダメ男たちに希望の光を照らしまくったワケですが、今年はコレに注目!!
現在ビッグコミックスピリッツ誌に連載中の『ボーイズ・オン・ザ・ラン』(花沢健吾・著)はダメ男のダメ男たる所以が痛いほどリアルに描かれています。
仕事、将来、オンナ、そして自分・・・。
スピリッツ誌の登場人物紹介で主人公の欄に書かれている“「青年」と「中年」、
「諦念」と「決断」の波間に漂う27歳”という言葉に身につまされる思いがするのは僕だけではないはず。
この作品を読んで「この場面なら自分でもこうなるだろうな」なんてまるであるある話のように感じさせられるくらい身近な主人公。
マンガでありながらなかなかダメ男とヒーローの分水嶺が越えられない、それがまた目を離させません。
ただいま単行本1巻が出ていますが、未読の方はぜひ！

そして、花沢氏の前作『ルサンチマン』もまたダメ男をこれでもかというくらいのダメダメに描ききった作品です。『ボーイズ～』が現実社会で揉まれているのに対し、こちらはバーチャル世界へと逃げ込むところから始まります。こちらは全4巻一気読みをオススメいたします。きっとDT諸兄の心のスキマを埋め尽くしてくれることでしょう。

それにしてもこの作者の描く主人公って、ダメな以前にブサイク!!『電車男』だってもちっとマシに描かれていたのに・・・。そういう意味では超・フィクションと言えよう。

そうだよ！なにも無理して自分を捨ててまでモテようとするこたぁないさ。所詮自分は自分でしかないのだ。DTならDTで結構！おう！DT上等!!
どうせなら誰もがカッコイイと認める、イカしたDTになろうぜ!!

・・・なに、ソレ？

※ちなみに今月渋谷店では上記2作品ともに今日買取りしております。詳しくはコチラまで！

（担当清水）