まんだらけコンプレックス 3F 谷川史子『清々と』連載再開記念！秋葉原にも癒しを・谷川史子コーナー設立

コンプレックスは秋葉原にあるのですが、再び殺伐とした事件の震源地となったことで何やらモヤがかかったような鬱々とした病んだ気分になった今日このごろ。
実際最近ろくなニュースがない。極力ニュースを見ないようにしていますが、負のプレッシャーというか押されるものを日々感じています。

せめて漫画の中だけでも救いを求めたい。
そんな最中にアワーズを読んでいたら谷川史子の『清々と』が掲載されていました。
2008年11月号、12月号に掲載され、変わらない谷川史子の「なごみ」を提供していたこの『清々と』ですが、それ以降プッツリと途切れていました。

舞台は名門女子高、主役は新人の女性英語教師。
学生時代に一人の先生との出会いから教師になりたいという夢を持ち、英語教師となる。
ただ理想と現実は異なる。勉強を教えていくためには普段の自分よりも教師として完璧であり続けなくてはならない。
日々肩を張って過ごすような生活。生徒からは怖がられ、勉強は教えているものの、英語離れを起こしていく生徒たち。
どうすれば・・・。
悩む主人公のもとに教師になるきっかけとなった先生(現校長)が現れ優しく話しかける。
「あなたが笑えば、生徒ももっと笑ってくれます」

このさわやかさ、前向きさ。
会社帰りの電車の中で読んでいたのですが、ここ最近のモヤを一時払拭できました。
1年変わるだけで雇用情勢であったり、人であったりが変わるこのご時世においてこの変わらなさ。素晴らしいです。
あらすじほとんど書いてしまいましたが、最近鬱々としている人にはオススメします。
漫画の中でもこれほどの「さわやかさ」や「なごみ」はなかなか得られません。
この『清々と』久々連載を記念してコンプレックスではささやかに谷川史子コーナーを作ります。最近の喧騒に疲れたかたはどうぞ。

ちなみにアワーズ10月号にも掲載されるとのこと。楽しみな限りです。

(担当竹下）