まんだらけコンプレック 3F コンプレックス秋の祭典"バトリズム in Autumn" 感動をありがとう！清原！ドカベン全シリーズセット

とうとうＫＫコンビが二人とも球界から引退してしまいました。
近年は故障続きで代打でのお目見えでしたが、最後の打席の豪快な空振りはまさに永遠の４番打者清原にふさわしい姿であったと私は思います。
という訳でドカベンのフルセットです。「ドカベン」、「大甲子園」、「ドカベンプロ野球編」、「ドカベンスーパースターズ編」の全巻セットと最新刊セットをドドーンと出します。
みなさんも周知のとおり清原がいたからこそドカベンは今も続いています。清原が大甲子園終了後に水島先生にドカベンを描いてほしいと頼んだからプロ野球編が始まったのです。
ドカベンといえばまずはご存知、山田太郎、里中智、岩鬼正美、殿馬一人、微笑三太郎の明訓五人衆、犬飼小次郎、武蔵、知三郎兄弟から始まり、土井垣将、山岡鉄司、坂田三吉、不知火守、土門剛介、緒方勉など挙げれば切りがないほどのキャラクターであふれています。
さらに水島野球が大集合した大甲子園には中西球道（初出作品：球道くん）、真田一球（初出作品：一球さん）、荒木新太郎（初出作品：ダントツ）、藤村甲子園（初出作品：男どアホウ甲子園）、岩田鉄五郎、水原勇気（初出作品：野球狂の詩）などが登場し、ドカベン達との夢の対決が実現。
そしてプロ編になり、清原はもちろんのこと現存選手を実名でその時の史実にドカベン達を加えての大盛り上がり。
ついには独立球団を立ち上げたスーパースターズ編にはドカベンシリーズで唯一明訓高校を地に付けた弁慶高校の義経が味方として参入、さらには岩鬼、殿馬、里中の結婚とドカベンという作品が大きな変化を起こしています。
さらにドカベンと言えば人間離れした技の数々が魅力です。一番はやはり秘打男殿馬でしょう。秘打白鳥の湖から始まり、くるみ割り人形、G線上のアリアなど奇跡的な技を見せてくれます。
他にも坂田三吉の通天閣投球（打法）、不知火守の超遅球、岩鬼の悪球打ち、里中のスカイフォークも無視できません。それとそんなに知られていませんが、ドカベンは一部セリフが書き換えられているところがあり、それの比較のために文庫版ドカベンのセットも用意しました。
興味のある方はどうぞ調べてみてください。場面は坂田三吉がお鹿バアに犬を渡すシーンです。
今年はセ・パ両方共に最後まで目が離せませんでした。巨人、阪神の首位争い、楽天、ホークスの5、6位の争いは最後の最後まで決まらないという熱い戦いでした。
そして、もう一つ忘れてはならないのが王監督の退任です。私がテレビで王さんを見たときはもう監督でした。
癌の時は本当にビックリしましたね。元気に監督復帰したのでよかったと思っていましたが、退任とは驚かされました。
しかし、退任してもその偉大な記録はこれからも野球界に残り、若い選手たちの目標となっていくことでしょう。
王監督と岩鬼の絡みもドカベンの魅力の一つです。
長くなりましたが「ドカベン」はちょっと状態がイタミがありますが読むぶんには問題はありません。豪快に一気に全部読んでみてはいかがでしょう？

(担当小林)

10月24日（金）コンプレックス秋の祭典バトリズム in Autumn