まんだらけ名古屋 2F TOY ビニパラ金剛・鋼鉄竜アイアン

昭和46年。
次第に本数を増やす「特撮モノ」のなかで、
「ミラーマン」を印象付けたのは
まず敵のデザインでした。
ゴジラ型の怪獣でもなければ、
人型の宇宙人でもない。
彼らのデザインは「インベーダー」という
児童には聞きなれない存在を理解させるのに
十分なインパクトを持っていました。
中でも「鋼鉄竜アイアン」。
そもそも「鋼鉄竜」という響きからしてロマンティック。
全身金色というゴージャスなカラーリングながら、
決してケバくならない絶妙なさじ加減。
真夜中のビル街という冷たい舞台に立つその姿は
緑色の炎という断末魔の妖しさとも相俟って、
円谷のセンスの良さを見せ付けた名場面でありました。
近年のマニア向けムックでは「ミラーマンは地味で子供受けが悪かった」
と定説のように書かれていますが、
少なくとも当時5歳児だった私にとって、
「アイアン」「キティファイヤー」「マルチ」「ダークロン」の
初期インベーダーは、「カッコいい」と思えた初めての悪役で、
彼らに比べれば、衣装丸出しの「蜘蛛男」や
チーターまんまの「チグリス星人」、
恐竜まんまの「帰りマン怪獣」は、
とてつもなく地味に見えたものです。
そんなガキオヤジの思い入れを見事に形にした
「ビニパラ金剛・鋼鉄竜アイアン」入荷しました！
SAHに合わせたサイズは、頭頂高33センチで迫力十分！
袋から出すだけで、昭和46年12月5日の衝撃が甦ります！
同社ミラーマンと絡めるもよし、
シルバー仮面との因縁対決や、
ジャンボーグとのタイムスリップ対決も楽しめる、
遊べるガレージ怪獣です！

(担当佐光)