まんだらけ名古屋店 6F ゴツイ！デカイ！「ブルマアクSTジャイアントロボ」

出せば売れる第二次怪獣元禄のさなか、キャラクターに枯渇したブルマアクは当時の再放送に目をつけ、児童間に人気のあったキャラクターを軒並み商品化します。
その時白羽の矢が立ったのが「マグマ大使」や「鉄人28号」、そして「ジャイアントロボ」でした。
いずれも怪獣や巨大ロボが大挙出演する、商品化キャラにはこまらない番組でしたが、主人公以外が商品化されたのは「マグマ大使」のみ。
「鉄人」はともかく、都合17体の怪獣が出演する「ジャイアントロボ」から何も発売されなかったのは、残念でなりません。
さてその「STジャイアントロボ」。
ディテールは原作版との混同が多く、顔の造形もアンドレザ・ジャイアントのよう。
似てる・似てないで言えば、「帰りマン」以前、黎明期のブルマアクに散見された「残念ソフビ」の一体に入ってしまいます。
しかし！
なんでしょう、この存在感は!?
さながら番長清原にも通じる、有無を言わさぬ威圧感が、このソフビからは伝わってきます。
おそらく「ナメゴン」「ガラモン」「ビッグアイ」「ササヒラー」といった大御所に囲まれても、存在感なら決して負けることはないでしょう！
完成度より存在感。
そういえば番組そのものもローバジェットながらロボの魅力で観てましたっけ。
ある意味「リアル」な、ジャイアントロボです。

(担当佐光)