2005/10/29掲載
まんだらけ新宮店

第145回 こずえ嬢の勝手に連載!面白少女コミック!!


こんにちは!
近頃、味噌汁にハマっております、こずえ嬢です♪
家でものそうですが、最近はインスタントでも美味しいものが出ていますよね。
この間、食べたのは野菜が大量に浮いたカップ味噌汁♪

しばらく、"味噌臭ぇぇ!!"って言われてました(涙)

…味噌女。どんな女なんだよ(汗)

ささっ!それはさておき。
行ってみましょう。
今回ご紹介するコミックスはこちら!!

白泉社 花とゆめコミックスより
樋野まつり先生の
「めるぷり〜メルヘン☆プリンス〜」
「…寝不足。」
お気に入りの手鏡で、目元を見ると見事に赤く腫れぼったくなっている。
というのも、昨晩遅くまでビデオを見ていたから。

彼女は星名愛理(ほしな・あいり)高校1年生。
ごく普通の女子高生である。

「ま、いっか。ビデオ最後までカンペキに見れたし♪」

鏡をスカートのポケットに入れるとそのまま歩き出す。
しかし、ポケットに入れ損ねて鏡がすり抜けて地面に落ちてしまった事に気付かずに、愛理は学校へ向かってしまう。

誰も通らない道でポツンと落とされたままの鏡。

瞬間!

鏡から大きな光が飛び出し、それはやがて渦を巻き、中心から人の手が出現。
光は、その人物から発せられているようで、全身が全て現れた時にそれはさらに大きく輝いていた。

数分後、鏡を落としてしまった事に気付いた愛理はダッシュで戻ってくる。

そこへ辿り着いたときには、目の前にボロボロの布着れを纏った黒髪の小さな男のこが鏡を持って立っていた。

「拾った。これ、お前のか?」

愛理に鏡を見せて、その少年は言う。

「…そうよ。ありがとう。」

自分より小さい彼に"お前"と言われ、少しムッとするが、顔が良いので怒れずにいた。

―キーンコーンカーン……

「!!予鈴っ!!!」

今まで無遅刻でいたのに、こんなことで記録を終わらせたくない!!
思ったら、鏡の事なんて忘れて走り出す!

そして気付く。
―あれ?鏡どうしたっけ?
「(!!受け取るの渡しちゃった!)」

帰り道をダッシュで駆け抜け、角を曲がった先に朝鏡を拾ってくれた男の子が立っていた。
彼から鏡を受け取り、お互いに自己紹介。

「オレの名はアラム。」
「え〜と、アラムくん。分かったどっかの大使館の子でしょ?」

「鏡を渡ってきた。」
突然、訳の分からない事を言い出すアラムに、「アラムくん、変わってるってよく言われるでしょ?」と失礼な事を言う。

「無礼者だな!!言われる訳ないだろ!!」

当然だが、怒るアラム。

用も済んだし家に帰りたいが、アラムはどうするのか。
聞いてみると、「連れの連絡を待っているんだ。」だそうで。

ずっと、道のど真ん中にいさせる訳にも行かないので、愛理は自分の家にひとまず連れ帰ることにした。

自宅に着き、腹をすかせている彼の為にゴハンを作り、一緒に風呂に入り、一緒の部屋で寝た。

愛理はベッド、その隣に布団を敷きそこのアラムを寝かせる。
ベッドがいい!!とごねたけれども。

そして、就寝。
だが寝相の悪い愛理は、アラムの布団に落ちてきてしまう。
慌てるアラムだが、布団に愛理を入れて自分が抱きしめられる形で再び寝る。

―朝。
愛理は、苦しさに目を覚ます。
眠たい目を開くと目の前には、アラムではない男の人が自分を抱きしめて寝ていて……?!

とにかく、絵が綺麗!!
アラムさん可愛くて格好イイのですよ!!
ドレスとか、王子様とか、ゴテゴテのメルヘンがお好きな方にオススメ♪

(担当 仲野)

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