虚空蔵55様、みわ様
No.3839にてご回答を頂き、誠にありがとうございました。また、ご回答に対するお返事が遅れていしまい、申し訳ございませんでした。
お返事が遅れてしまった理由は大きく分けて二つありまして、一つは単なる私の怠慢です。もう一つは、お返事は早めに書いていたのですが、頂いたご回答に比べて、私の探求があまりにも適当かつお粗末であったため、もう少し調べてから、もう少し調べてからと、私なりにがんばっているうちに時間が経過してしまっていたというものです。
いずれにしましても、お返事が遅れてしまい、大変申し訳ございませんでした。
最近は質疑応答12・非公開情報12と読ませて頂き、またEO氏の遺骨や遺髪に触れさせて頂く大変貴重な機会を頂いたためか、ダラダラ癖や性欲にかまけてやるべきことから目を逸らしてしまう癖にメスが入っているような気がしており、非常に有難く感謝しております。
大方は私の勘違いか、或いはEO氏のエネルギーが正確に反映していないためのものなのかもしれませんが、この機会を生かして平常心を忘れず、一歩づつエゴを薄め、腹を作っていけるよう精進して参りたいと思います。ありがとうございます(ただ、現状は常にアタフタしており、平常心をどこかに置いてきてしまったような感じです)。
また、大分背伸びをしてEO氏の著作を読ませて頂き、真実の恐ろしさに圧倒されておりますが、それと同時に宇宙全史でこれまで教えて頂いた内容の精度・深さ・広大さに驚愕し、改めてその有難さと、どういう訳かそれらの情報に触れさせて頂ける私の幸運を噛みしめている毎日です。
さらには月読之大神様、五井先生、虚空蔵55様、みわ様そして守護霊様を始め、多くの神霊の皆様に生かして頂けるという大いなる恩寵に、ただただ感謝しかありません。
これからも五井先生の祈りを続け、エゴを薄めていけるように精進して参ります。また、宇宙の謎に対する探求も続けていきたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。
話は変わりますが、宇宙の謎と言いますと、やはり質疑応答5 p.235にありました「世界はスクリーンに映し出された映像のようなもの」という一文が心に残っております。
質疑応答10 p.361にて、量子力学と相対性理論の統合により「認識」という領域の統一化された扱いが生まれ、そこから私たちの次元の正確な値が導かれていくはずとのお言葉がありました。
現代の最先端の物理学でも、重力の理論(一般相対性理論で扱われる)を量子力学の理論と上手く統合させる量子重力と呼ばれる理論があり、量子重力理論の中にホログラフィック原理(或いはAds/CFT対応)と呼ばれる理論(仮説?)があるようですが、この理論には、大雑把に言うと、私達が生きる空間(一応3次元として考える)は、一つ次元が低い2次元の平面のようなものに書かれた情報構造だと理解する、という指導原理のようなものがあるようです。
このような考え方でいくと、私達の宇宙は、2次元平面の情報構造から描き出されたいわゆるホログラムのようなもので、重力というものも、2次元平面上の何らかの作用によって引き起こされるホログラフィックな現象であるという説明の仕方もあるようです。
このような考え方は、先程引用させて頂いた質疑応答5 p.235でのお言葉や、宇宙全史1 p.73でのお言葉と親和性のある解釈のような気がしており、色々な文献をあさって調べていたのですが、非常に難しく、全く把握し切れておりません。
ただ、やはり次元は整数次元のみを扱っておりますので、まだまだ実際の宇宙構造からすると、少し隔たりがあるのかもしれません。
私なりに、ホログラフィックな宇宙像というものもは、私たちが棲息する次元のみに適応されるばかりではなく、全ての次元世界は、それより下位の次元世界の反映を受けたホログラムであるという言い方も出来るのではと考てみました。
実際、Ads/CFT対応という理論では、(d+1)次元のある空間(反ドシッター空間と呼ばれる空間)の構造は、その境界面として生じるd次元空間の物理法則と等価であるという考え方をするようですので、これを整数次元のみではなく、全ての実数次元にまで拡張して、全ての次元世界は、それより下位の次元世界の構造から生じたホログラムであるという方向で考えてみてはどうか?と妄想をしておりますが、虚空蔵55様はどのようにお考えになっていますでしょうか?(ただ、このような理解ですと、次元的な幅を持つ世界は考えていますが、質疑応答5 p.235で言われている横方向の世界は考えていないので、イマイチかもしれません)。
このように考えると、以前No.3782のご回答にて教えて頂いた0次元というものが気になってきました。全ての次元世界は、それより下位の次元世界の情報構造から生じたホログラムであるという妄想の下で考えると、0次元というのは、全ての物理現象の発祥地点、または次元というものは認識の段階を表す指数であるため、0次元というのは、認識作用が全くない地点、認識が完全に停止した地点というような妄想の妄想を抱きました。
ホログラフィック原理では、2次元には重力という作用はなく、3次元世界になることで、2次元のある作用が重力という形に見えるといった説明もなされるようですが、さらに高次元に進むにつれて、下位次元の作用が、新たな感覚・認識として出現してくるということであれば、上位次元に行けばいくほど、認識は上がっていくという理解も出来るのではと妄想した次第です。
以前我々の世界(スクリーンの映像)を創造している光線の根源は実存あるいは真我と呼ばれるところから来ていると教えて頂きましたが(質疑応答11 p.339)、先程の考察からすると、0次元という現れの世界がその光線の最初の入り口のような気がしておりますが、そのような理解でよろしかったのでしょうか?
最後の辺りは完全に私の妄想の妄想という部分なので、全く意味のない質問になってしまったような気がします。答えようのない質問でございましたら、お手間を取らせてしまい、大変申し訳ございません。
上述の物理における理論は、20年程前に発見されたものですが、その源は、ブラックホールの不思議な性質が40〜50年前の量子力学に引き起こした重大なパラドクスを解決しようというところから起こっているようです(当時、S.ホーキング博士が発表したもので、ブラックホールの情報パラドクスと呼ばれているようです)。
このパラドクスを巡る問題全般に渡って、エントロピーがキーワードとなっており、21世紀の量子重力理論でもエントロピーがとても重要な役割を果たしているようですが、現在の最先端では、量子エンタングルメント、エンタングルメント・エントロピー、ワームホール、量子情報理論等々と様々な考え方を用いての説明になるようで、私には理解するまでの勉強量が大量に不足しております。
質疑応答11のp.381〜382でもエントロピーという概念の重要性を教えて頂いておりますので、引き続き理解できるよう勉強していきたいと思います。
しかしながら、重力一つを取ってもその理解のために、ニュートン力学、一般相対性理論、量子重力理論と様々な試行錯誤がなされてきたことを考えると、重力とは一体何なのか、どういった作用がその根源に働いているのか、疑問がつきません。
重力の正体とは一体どのようなものなのでしょうか?もし何かコメントを頂けるようでございましたら、どうぞよろしくお願い致します。
物理学の中では、重力の他に、電磁気力による力、強い相互作用、弱い相互作用と4つの力の働き方を考えるようですが、宇宙全史1 p.522では、アインシュタインは寿命があと4、5年あればすべての力を統一する理論を完成させていたとの記述があり、その文章を読ませて頂いた際には大変驚いたことを思い出しました。
その当時は、Ads/CFT対応も、M理論も、ましてや弦理論も存在しないような時代にあって、一体、如何なるアイデアによって力の統一理論を完成させることが出来たのか、とても興味深く感じております。
以上、長々と取り留めのない文章となってしまい、大変お手数をお掛けしてしまいました。失礼致しました。
そして、この度もお忙しいところ誠にありがとうございました。
今後も宇宙全史で学ばせて頂ける幸運な人間の一人として、引き続きお祈りと共に一歩一歩精進させて頂きます。
月読之大神様、五井先生、虚空蔵55様、みわ様、そして守護霊様、今後ともどうぞよろしくお願い致します。
本当にありがとうございました。
スーザン様
最近の量子力学や宇宙構造物理学などは、ある意味「混乱している」といってもいいかも知れません(全てではないのですが)。
それ故あまり美しくない理論や数値、数式が氾濫して来ています。
その原因は「やはり次元は整数次元のみを扱っておりますので」と、あなたのおっしゃるように科学者たちは土台の探求を無視してその上に虚構の楼閣(理論)を構築しようとしています。
それはあまり意味をなさない努力で、おそらく報われることは少ないでしょう。
「次元は絶対にフラクタル次元に基づく」と断定はしませんが、まずはその事実を認識しているのは、この宇宙全史を読んでいる読者だけです。
難しいことは確かに難しいのですが、でもそこの認識は常に頭に置いておいて損はないでしょう。
あなたにとっての天文学や物理学は初心者並みですから、あちこちかじって勉強するしかないのですが、せっかく宇宙全史で学んだことは、よくよくそれをベースにして、現代科学を審神者(さにわ)していくのもありでしょう。
つまり次元の認識や時間、その他の物理定数など、その本質を見極めないまま細かな事実関係(観測などです)をかき集めて、そこから類推して導き出しているのが近代物理の特徴です。
確かに幼い人類にとって(特に科学者たちにとっては)これまでは、そういう方法しかなかったのでやむを得ないということもありますが、それでも「直観力」といいますか、思考によらないインスピレーションのようなものは、科学者たちにとっても貴重なアイテムだったはずです。
実験や観測結果をもとに法則を求めていくという帰納法的なやり方は、「宇宙」や「物質」の基本原理を探求する時にはあまり役に立たないものです。
アインシュタインの数式をご覧になって、月読之大神がポツリと仰った言葉があります。
「まるで文学のようだね」
アインシュタインは数学者たちの協力を得て、相対性原理を組み立てていきました。
しかし如何に優れていても、それは決して数学者だけでは導き出せない数式でした。
特許局に勤めていた、しがないアインシュタインの直観によるイメージ構成がなければ、あの特殊相対性理論は世に出て来なかったのです(いつかは出てきましたが、もっと後でした)。
或いはブラックホールにおける理論もこの宇宙をベースにした数値を基に構築しています。
そもそもブラックホールとは別宇宙なのです。
そこでは異なる基本定数(例えば光速やプランクの定数)を考えねばなりません。
この宇宙(私たちが棲息するオーム宇宙)は確かに光速やプランクの定数は一定ですが、ひとたび別の宇宙(螺子輪宝宇宙の中に無数にある各宇宙)に移行しますと、基本的な概念といいますか、経綸のようなものは一定ですが、物理的な基本定数などは、その数値を変えています。
それなのにこの私たちの宇宙の基準数値を元に他宇宙(ブラックホールとかですね)を探求しても、あまり成果は得られないでしょう。
相対性理論や量子力学のベースが創られていた時代の学者たちには、帰納法を超えたロマンがありました。
壮大な宇宙を探求する時に、既存の数学や物理を頼りに立ち向かうのは少々無理があるのです。
そこには宇宙と同質の愛が求められます。
そして「同質の愛」とは、久遠の時を超える「ロマン」なのです。
単なる作文と、文学の違いは、そこにロマンがあるかどうかです。
「ロマンとは何か」
それを探求する数学者って何だかカッコいいですよね。
そういえば丁度今「質疑応答」14を編纂していますが、この巻は玉串さんとtotoさんが色んな意味でメインになっています。
そのtotoさんはやはり数学や物理がお好きな方で、スーザンさんがここに登場する随分前(宇宙全史の初期の頃)から、次元や数学のことに興味を寄せておられました。
実数次元どころか、確かマイナス次元や虚数次元までも出て来ていますよ。
ですから「質疑応答」14は、そういう意味でもスーザンさんの参考になるかも知れません。
虚空蔵55