【まんだらけトピックス】本・まんが・コミック・TOY・同人誌の専門店

東京国際アニメフェア実行委員長が"石原慎太郎"。
その東京国際アニメフェアでの表彰を"川崎のぼる"が辞退。
"真樹日佐夫"作家生活50周年パーティーの発起人は"猪瀬直樹"。
ここに挙げた4人にすべてつながる人物が「梶原一騎」です。
梶原一騎は石原兄弟を目標にしていたというのも、因果な話です。

そして、今回の川崎のぼる先生の行動は、梶原一騎原作の『男の条件』のテーマ「マンガ家とはどうあるべきか？」を連想させ、都条例に対し、「面白ければ全部載せる」といった集英社のジャンプこそ、この『男の条件』が連載した雑誌なのです。

1968年に創刊した少年ジャンプは、現在でいう４大少年週刊誌の中では、後発ながらも新人発掘という部分に最も早くから力を注いだ雑誌。

その少年ジャンプ創成期に、漫画家を目指す少年を主人公とした漫画を描くということの意味は大きく、バクマンでの引用はもちろん、ジャンプの都条例に対する発言はこの作品で描かれた精神が引き継がれていると思いました。

この『男の条件』は『巨人の星』と同時進行で書かれたということもポイントです。
一騎先生自身が原作を生み出すのに相当苦労していたとの証言も多い『巨人の星』。
その連載スケジュールがいかに過酷だったかは、川崎のぼる先生が徹夜続きで立ち上がる事ができずに、トイレを行くにも付き添いが必要だったことや歯がボロボロと抜け落ちたエピソードからも、想像を絶するものだったはず。
その『巨人の星』と同時進行で描かれたというだけでも、壮絶な作品。
僕自身、作画のクオリティは『巨人の星』を超えていると思っています。

\8,400(税込)上下巻共にワレ補修

(担当國澤)