まんだらけ小倉店 1F 少年コミッククイックジャパンに紹介されるようなマンガになりてえんだよ！＞紹介されました

本日の新入荷からジャンプコミックス「銀魂」1～30巻までの最新巻セットをご紹介します。

ジャンプでも異彩をはなち続けている銀魂も、気が付けば炭鉱本は30巻を突破し、アニメも4年目に突入。下ネタ・オヤジギャグ・時折のクサイ人情話と、およそ女子に受ける要素もほとんど無いはずなのに、未だ大きなオトモダチにも人気…。
あらためてこの作品の奇跡ともえるバランスに驚くばかりです。

先日発売された「クイックジャパン」最新号にも掲載されていましたが、銀魂はある意味アンチジャンプ・アンチ努力友情勝利な作品です。主人公の銀さんは、未来より現在を生きるある意味刹那的な人物であり、桂小太郎はテロリスト、真撰組は体制側の人間、高杉は行き過ぎた破壊活動家、と主要人物たちをならべても、ヒーロー然とは誰もしていません。唯一ヒーロー然としているのは坂本辰馬くらいですが、それゆえに彼は出番が少ないともいえます。

言ってみれば、ジャンプであることを逆手にとった作品であり、逆説的に言えばジャンプ以外では成り立たない作品であるのは間違いないところです。最近はもはやどこまでやったら怒られるのか、のラインをわざとうろうろしているようにすら見える作品状況で、最新の人気投票の回では、登場人物たちに人気投票について醜い言い争いをさせ、ある人物が真撰組に対して「お前らの人気なんてしょせん歴史上の人物にあやかったものだ！」と言い放ち、それに対して「どれだけ新撰組ファンや歴史マニアから抗議を受けたと思っている！」と反論するなど、もはやストーリーを完全無視したメタフィクションになっていました。

未だ連載のテンションも落ちていないところは本当に素晴らしいところなので、出来ればこの後「ハレンチ学園」なみのキッツイ抗議と闘争の末に終わる…なんていうのは今のご時勢ムリでしょうね…。

※掲載商品は、店頭でも販売致しております。売り切れる場合もございますので予めご了承ください。

(担当有冨)