まんだらけ中野店 4F マニア館あのころは今よりもっと自由だった・・・「どっきりマイクローン」全2巻入荷

80年代というのは今よりエロの規制が甘く、それによって月刊誌にはいくつもの悶々とした名作が生まれました。
月刊少年マガジンで言えば「ハートキャッチいずみちゃん」、「oh!透明人間」、月刊ジャンプだと「やるっきゃ騎士」、そしてこの『どっきりマイクローン』などたくさんありました。
こういった少年の妄想を掻き立てるコミックと言うのはいつの時代もありつづけてほしいものです。

どっきりマイクローン全2巻￥4,200

さて、本作ですがライバル作品だったのか、月刊少年マガジン連載の「oh!透明人間」をかなり意識した作品。
絵のタッチもどことなく似ている上、まず冒頭から”透明人間になりたーい！”の一言。
設定もミクロ化という点では「マイクロボーイ」（月刊マガジン1984年連載）と同じでは・・・。
でもそんなことはお構いなし。リビドーたっぷりの主人公、野乃村健司はマイクローン星人からもらったマイクローンビスケットでミクロ化しこれでもかのスケベエ三昧！
86年の1年間で連載を終えた作品ですが、マガジンへの対抗意識をむきだした快作だったのではないか、と思います。
”マイクローン”というマクロス意識も時代を感じさせます。
ちっちゃくなった健司がどんなことをするかはみなさんのご妄想におまかせいたします。
80年代月刊誌でトラウマ的Hな記憶を刷り込まれている方、Hな妄想が膨らみすぎて確認せずにはいられなくなった方、是非この機会に。