2009/2/7 21:00掲載
まんだらけ 中野店 4F 大予言

毒舌超能力者霊能者 清田益章


『ぼはなん』手塚真編 1988年 新書館 \525

本書はいかにも80年代らしいナンセンス雑誌で執筆者も赤塚不二夫、岡崎京子、景山民夫、ケラ、サエキけんぞう、しりあがり寿、竹中直人、近田春夫、戸川純、中島らも、ひさうちみちお、モンキーパンチなどなど既に鬼籍に入った人も含めて錚々たる顔ぶれですが、そのなかに吾等が「清田益章」が混じってます。
10頁近いインタヴュー記事ですが、そのなかの清田氏のセリフが真面目な意味で非常に素晴らしいので下に引用しませう(本書34頁より)。

「普通の霊能力者って除霊しちゃうんだよね。俺、除霊っていうの嫌いだから。
なんでかっていうと、特に嫌われた霊ってのいうのは、この世にいた頃から嫌われてたっていう場合が多いの。
結局あの世に行っても、自分の意見を聞いてもらえないっていじけてるわけでしょ。
突然除霊されちゃったら、人権じゃないけど霊権にかかわるわけ。
だから俺は暴走族をなだめるみたいに話を聞いてやるの
<略>
そうすると、むこうも話し出すというか、感覚で話をするの。
『俺も悪いことしたくて憑いてるわけじゃないんだ』とか言ってくるわけ。
そこまできたら俺の勝ちだね。
『じゃあ、憑いてていいから、いろんないやがらせで自己主張するんじゃなくて、いいことをやってあげろ。
<略>そうしたら憑いてる女の子なんかにも、憑いててくれてありがとうって喜ばれるから。
いずれ、その女の子があの世に行った時に恋人になれるかもしれないでしょ、だから今のうちにいいことしておいてやれ』ってね。」

「だから俺が霊能力者をイヤだと思うのは、見境つけずに即、除霊しちゃうからなの。
そんなのむこうだっていやがると思うよ。
その人から離れるかもしれないけど、いじけるよ。また他の人のとこで何かやるよ」

「きちんとした霊っていうのは、俺らの意識レベルにとどまらないで、ほとんどがいわゆるあの世に行っちゃうからね。
だいたいここいらにいるのは、大脳レベルで頭が悪いのが多い。」

「幽霊や見えないものを否定するのは簡単なことだよ。
見えるものだけを信用するなんて、子供にだってできるんだから。
感受性を豊かにしておかないと、そういう場合にあった時に手こずる。
もう自己崩壊しちゃったりするから。
そういうものにあっても、常に対処できるためにはある程度存在を知っておかないと」

長い引用になってしまひましたが、清田氏は超能力者としてでなく、霊能者としてもかなりのレベルの人のやうです。
スピリチュアルで有名な江原啓之氏と論旨はさして遠くないやうに感じられますが、清田氏が云ふとなんか面白いといふか彼のキャラがにじみ出て非常に宜しい(江原氏がイヤといふ訳でなく)。
最後にもう一文引用。


手塚真「日本の超能力者に、Aさんっていう人もいるけど、あの人どういうタイプの人?」

清田「まあ、ほとんど冗談通じないね。
ただ顔は冗談みたいな顔してる。デブだし、腹出てるしね。
あれだったら俺の方がいい超能力者になれるよ」

……。
まんだらけ大予言では清田氏やA氏の著作の他にも、ユリゲラーの著作やエスパー養成法などの超能力関係書籍を多数取り揃へて皆様のご来店をお待ちしてをります。


(担当 山口ケン)

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