まんだらけ中野店 4F マニア館スティーブン・スピルバーグ監督「ミュンヘン」公開記念

セブンティーン・梶原一騎/峰岸ひろみ「ミュンヘンの虹」掲載号を2冊出します。
この作品は何が良いかというと、この作品はコーチが「長い髪は体操のジャマ！」とバッサバッサに切るシーンがあって、次の号で急遽最終回となります。
女性誌でこれはハードな描写だったのではないでしょうか？

作画家のキャラクター造形がストーリー進行に影響を与えてしまうケースとして、「あしたのジョー」で力石初登場時に大きく書きすぎたことがあの地獄の減量につながっていったというが超有名なエピソード。
それが作品を終了に追い込んだのだったら、力石事件を超える事件じゃないですか？なんてファンタジーに浸ってみたり。
決して斜めから読んでるわけではないですよ。そこに介在する精神性の高さがまわりとの軋轢を生み出していく部分に梶原一騎を感じてやまないだけです。

こんな空想に浸れるんだから原作付き漫画って面白い。

（担当國澤）