まんだらけ福岡店 4F 白き堕天使・S.I.Cカスタム.キカイダー＆サイドマシーン／ホワイトバージョン

こちらに掲載の商品は売り切れました。ありがとうございます。

ココハ・・・ドコダ・・・。
ボクハコワレタノカ？

アカ地雷ガマの猛攻で破壊されたキカイダー。唯一頭部は奇跡的に損傷が無かった。
しかし、目の前の画像は乱れ、次第にその視界は絞られるように暗闇になった。

自分の意志だけは実感できるが、実体が確認できない。手の平を見ようとするが、
そこにあるのはただただ黒い空虚だけだった。

ボクハコワレタノカ？

暗闇の中に突如、シルエットが浮かんできた。その姿はキカイダーそのものではあるが、全身は白一色だった。

オマエハコワレタノダ。

彼はそう、”キカイダーの意志”に呟いた。

憧れ。不完全な醜い姿。自分の兄弟と戦わなければならないという、過酷な運命を
人間たちの”科学の進歩”という理由でいたずらに与えられたことに”苦悩”するキカイダーには、完全な彼が天使に見えた。

このまま、人間たちのいう”天国”に逝ければ・・・。そう思った時、”白い”キカイダーはまたささやいた。

オマエハ、ナゼウマレタノダ？

聞くな、そんなこと。僕にだってわからない。口には出さなかった・・・いや口には出せなかった。ただ、その問いかけを受けた瞬間、メモリーの一部がフラッシュバックした。

ミツコサン・・・

実体が感じられないものの、なぜか自分が泣いているように思えた。
そんな経験はないはずなのに、なぜか涙が溢れている感覚を得る事ができた。

ボクハコワレタノカ？
イヤ、ボクハコワレテイナイ。

ワタシハキミノ”意志”ダ。サァ、ノルンダ。

そこには白く輝くサイドマシーンがあった。サイド部に乗り込んだ”感覚”を得たキカイダーは僕にはまだやらなければならないことがあるんだ

と、自分の音声がノイズが混ざる事無く、発せられたの確認した。

走り出したサイドマシーンは次第に高速となり、一閃の光となった。

次第に暗闇は開かれるように、白くなった。

視界は確かな光を捉え、色彩のある世界になった。

ジロー！？

目の前にはさっきまで感じられなかった自分の手を握り、さっきまで感じることができた涙を溢れさせていた光明寺ミツコの顔があった。

実体だけではない。今では意志をも感じ取る事ができる。

僕にはまだやらなければならないことがあるんだ。

というわけで、イマジネイションをくすぐりまくリのカスタム商品

S.I.Cカスタム.キカイダー＆サイドマシーン／ホワイトバージョン（\63,000-）[税込]

入荷致しました！

アメリカ人受けのする”グロ”なデザインに無垢なホワイトカラー。この意匠が余計に機械人形”キカイダー”の存在を切なくさせます。ストーリー的には実写、原作、アニメ、S.I.C.サイドストーリーがごっちゃになったテイストですが（笑）。

S.I.C.ワールドはカスタムによって、際限なく広がる・・・という可能性を証明する一品。是非チェックを！

※掲載している商品は当日店頭でも販売いたしますので売り切れる場合もございます。
ご了承ください。

（担当オダ）