漫画・アニメ・特撮・TOYに関する研究を目的とした同人誌即売会「資料性博覧会」

資料性博覧会03アフターレポート





・参加サークル紹介
・サークルマップ
・中野グルメマップβ版 (北口・南口・ブロードウェイ)
・インタビュー 小黒祐一郎さん
[参考資料] 書影で見るアニメ資料系同人誌の歴史(フルカラー)

インタビューは小黒さんご自身の同人体験を中心に、その後の仕事に与えた影響、そして、アニメ資料系同人誌の大きな流れを掴むのに必須となる、アニメの作画がそれぞれの時代でどう捉えられてきたかなどを14000字のボリュームで掲載。

参考資料ページのアニメ資料系同人誌とは、アニメーションに関する原画・絵コンテ・設定などアニメ制作資料のアーカイブや、作画に関する解説や研究を主とした同人誌の総称です。 1979年頃〜2010年夏までを時系列で整理し、これまで体系的に語られたことがなく、全貌の見えなかったこのジャンルを研究するための叩き台となればと思い製作したものとなります。

※11月23日に中野ブロードウェイビル内で開催された「資料性博覧会」のカタログです。特集記事がアニメ資料系同人誌の資料集となっているため、イベント終了後も引き続き販売しています。
ご参加いただいた皆様、並びにイベント開催に際して、告知に協力いただいた方々本当にありがとうございました。 2010年11月23日に開催した資料性博覧会03のアフターレポートをお送りします。

参加サークルは、直参24、委託6。
1年前に開催した第1回と比べると、ほぼ倍の規模に成長。
当日は雨天。整理券は90番まで配布。

入場開始前には4Fから開始した列が1Fまで到達したとの事ですが、16:00までのトータルで一般参加者は約250名ほどとの報告なので、来場者数は伸びていないことになります。 会場が大きくなった分、会場滞在時間は伸びているように思われました。



まず前回と大きく異なる点は、会場が2つに分かれた事です。
第1会場として、まんだらけ1番倉庫。第2会場として、マニア館2。

準備会側の課題は、初めて使用する会場なので、周囲の店舗との兼ね合いなど不可測な事態への対応や、離れた2つの会場にできるだけ混乱無く公平性を持たせて入場ができる方法を考えるという事でした。 これに関しては参加していただいた皆様からのフォローもいただき、入場に関する課題をクリアすることができました。




ただ、運営としては課題を残しました。
第2会場であるマニア館2は商業店舗が集中する場所にあり、ナチュラルに人が行き交う場所なので、そこから第1会場へ誘導し相乗効果を狙ったのですが、来場者誘導が不十分であったことも含め、結果として第2会場が優位ではないのか?という声が出てしまった部分です。

第2会場の存在が第1会場の誘導へ非常に有効であるという考えは基本的に変わりませんし、現在、中野ブロードウェイ内で他に開催場所できそうな場所は他に無く、あったとしても会場数をあちこちに増やしていくしか無い状況です。

次回以降、第1会場への誘導の改善は必須。
それにプラスして集客面の改善策として、不特定多数の層の集客へ向けた催事や、開場時のピークが過ぎた時間帯 (13:30〜15:00頃) にコアな層に向けたイベント的なもの…など、月並みなレベルの発想ですら、まだやってない事がいろいろあります。

漫画・アニメ・特撮・TOYに関する研究を目的とした同人誌の即売会を、 潜在的な知識欲求を持った層が集まる中野ブロードウェイで行う事に意味があり、 そこに魅力を感じて参加したというサークルさんの声もいただいているので、ここでできる事を模索しようと思います。

そして、このイベントで資料系同人誌の存在を知った人、興味を持ちはじめた人に、これまでにさまざまな研究や考察をはじめとする興味深いファン活動を行ってきた方々がいることを知ってほしいし、自分も知りたいので、今後もパンフでは資料系啓蒙企画を掲載していきます。

大きな課題を残した03ですが、たくさんのヒントをいただきました。 とにかくいろんな方にこんなイベントがあるんだという事を知っていただくために認知度を上げることを、念頭に頑張ろうと思います。とりあえず04のチラシ配布から! 今後ともよろしくお願いします。

※twitterのアカウントsiryosei_expoは継続します。
フォローいただければ、04開催までの紆余曲折が垣間見れるはずです。 今回のパンフの感想など #siryosei03 のハッシュタグを付けてtweetいただくかリプライいただけると嬉しいです。