1930年名古屋生まれ、戦後日本の写真家を代表する一人である東松照明。基地周辺の人物や風景をとらえた「占領」シリーズ、原爆の記憶を辿った『〈11時02分〉 NAGASAKI』(1966年)など時代状況への鋭い視線、戦後日本の根底にあるあらゆる葛藤や混沌を視覚化してきた唯一無二の表現者です。
1970年代初頭に中央公論社より発行された全10巻から成る作品集「映像の現代」の第5巻「戦後派」。東松の初期作品で構成された傑作です。
本書は東松の初期作品1950年~60年代の作品を中心に収録。後半には大島渚の1961年の監督作品『飼育』の出演者ポートレートなども収録しています。東松撮影による三國連太郎、戸浦六宏、山茶花究、石堂淑朗、三原葉子など錚々たるメンバーの肖像はかなり貴重。
序文の執筆は同じく1930年生まれ、同時代を、小説家・歌手・タレント・作詞家・政治家とマルチな才能を開花させて生きた野坂昭如。
こちらはビニールカバー欠・帯付の商品となります。
販売日:10/19(土)
時刻:13:15~販売開始
場所:本売場外周ショーケース(T8のエレベーターを4Fで降りてすぐ)
販売方式:13:15より、店頭に集まられたお客様にランダムで整理券を配布いたします。その番号が若い順に、1つずつお品物をお選びいただきます。
皆様のご来店お待ちしております。
中野店 夛田