「この報告書は、まんだらけのオタク社員たちに富士登山を挑ませた熱血取締役の記録である
普段ろくに運動もせず好きなことだけやっているオタク社員たちが登山部活動の中から健全な精神を培い、
わずか数ヶ月で富士登山をなし遂げた奇跡を通じてその原動力となった、信頼と愛を余すところなく記録化したものになる予定である」

2023年11月17日 第六十五回 奥鬼怒温泉郷 日光澤温泉へ行こう

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山の上では直前の土曜日夜にドカッと雪が降って積もり、
ある意味予想どおりではありましたが、どこに行こうかと計画を練り直していたら、
西田さんから日光澤温泉に行こうと。

日光白根山の北。日光の奥地。
正直自分は知らない温泉でした。
調べてみると行くには基本的に駐車場から歩いて2時間くらいの徒歩。
たしかにこれは登山のついでにというのは日帰り登山で行くのはなかなか難しそうです。
登山ではなく温泉に行くというのは登山部としてははじめて。
西田さん、めぐさん、小山さん、ドライバー比嘉さん、そして自分(竹下)で向かいます。

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中野ブロードウェイに朝6時集合。
そこから入り口の女夫渕駐車場を目指します。
いつもの登山部であればみんな速攻爆睡ですが、今回は登山というよりは奥地の温泉に散策に行くということもあってか、
西田さん、めぐさんもけっこうなテンションでマシンガントーク。
西田さんがYouTubeで見てるというMARiA麻莉亜さんのはなしになり、そのアグレッシブな登山がすごいと。
むちゃくちゃ気になったので家帰ってから見ました。まじですごかった。
特に冬期の空木岳や北鎌尾根の回はビックリしました。

めぐさんはいろんなところの食への探求心が前からすごかったですが、より一層詳しくなってて、自分も触発されました。
次から次に固有名詞が飛び出す人は強いですね。どこそこの何は食べてほしいとか、むちゃくちゃ多かったので覚えきれておらず。
また聞かねば。。

小山さんは安定のスリープタイム。
今回も眠りに落ちるまでの時間はのび太に勝っていたと思います。
山頂に向けて猛アタックのため、すべてをそこに照準あわせてそぎ落とす登山部もよいですが、
今回みたいに和気あいあいと楽しむのも良いです。

そんなかんじで話していると車からポワーンポワーンとなんか変な音。
ガソリンが残り少ないようです。日光の駅を過ぎたあたりでここからガソリンスタンドがあるのか。
むちゃくちゃ蛇行する峠道のようなところが続いており、ここから町がでてくるようなかんじがしない。
にわかに浮き足だつ。
この先をマップで慎重に確認してみると、、よかったガソリンスタンドがある。
少し進むと、集落が見えてき、そこからさらに少し進んだところにガソリンスタンドがありました。
でっかく「最後のガソリンスタンド」と書いてあります。
これで憂いはない。ここからはすぐに女夫渕駐車場に着きました。

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ドライバーの比嘉さんも含め全員で温泉を目指します。
日光澤温泉までは約2時間。
その道中に八丁の湯と加仁湯という温泉もあります。事前に調べたかんじだとすごく良さそうな温泉。
日光澤温泉とせっかくだから加仁湯も行っちゃおうと西田さんとは話していました。
最初けっこうな登りというか登山道でしたが、そこからはほぼ平坦な少しゆるやかな登りでした。

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傘をさしながら歩くのは登山部でははじめて。
あと、雨がスタートから降っていたこともあり、登山部史上最も撮影した写真が少ないかも。
ここに使える写真がほぼない・・・

八丁の湯が見えてきたところで犬がお出迎えをしてくれました。

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ほんとにお出迎えしてくれ、こちらに歩いてきて、そしてしばらくいっしょに歩いてくれました。
かわいい。
比嘉さんは帰りの運転も控えてることもあり、ここ八丁の湯でしばらく休養。
小山さんが調子悪いようで、つらそうな表情で自分もここで休みますとのことでした。
八丁の湯すぐうしろに滝もあって良さそうです。ここで休んでてください。
ぼくと西田さんとめぐさんはもう少し先まで進みます。

と言いつつ、意外とここからは近かった。
加仁湯、そして日光澤温泉とちょっと歩いたところにありました。

(すいません。痛恨のミス。日光澤温泉の写真を撮り忘れました。。)
(素晴らしい風情のたたずまいだっただけにお届けできず残念です)

日光澤温泉は露天が2つで混浴。
西田さんめぐさんと声かけあいながら、スイッチングしつつ入る。
2つの泉質が異なり、片方は白濁とした、片方は無色透明の素晴らしい温泉でした。
西田さんは、アドベンチャーレースやグレートトラバースの田中陽希さんに講演会でお会いした際に、
素晴らしい温泉として日光澤温泉をオススメされたそうで、この奥地にこのためだけに来たとしても来た甲斐のある素晴らしい温泉でした。
ここにも犬がいて、西田さんはその犬がデザインされた日光澤温泉Tシャツも買っていきました。

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加仁湯へ。
何個あったか忘れましたが、露天がたくさん、あと内湯が一つ。
ここも露天はほとんどが混浴で、うまく囲いがしてあって、混浴だけど女性も比較的入りやすいかんじではないかと思いました。
大きい露天は少しぬるめ。
一人サイズの小さい露天風呂が5つくらい並んでるところの湯が激熱。
熱い温泉って今までもいくつか入りましたが、那須にある鹿の湯の一番熱い湯より熱いんじゃないかというくらい熱かったです。
実際たぶん熱い。5つのうちの一番右のみが入れる温度だったのでここを堪能。
大きい露天もそうでしたが白濁とした湯で、ここも素晴らしい温泉でした。
内湯は透明で、少しツルツルとしたこれも気持ちのよい温泉。日光澤温泉もこの加仁湯もほんと素晴らしいです。

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いたるところに剥製があったのでパシャリ。
小山さん、比嘉さんは少し先に八丁の湯を出発したと連絡あったので、合流すべく加仁湯をでます。
戻りでまた少し歩くこともあり、今回はここから最後にもう一回温泉に入る計画。
八丁の湯から少し進んだところで無事合流し、5人で出発点の女夫渕駐車場に戻りました。

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本日のラスト温泉 仁王尊プラザへ。
素晴らしいたたずまい。このピンクのフォントがなんとも言えません。
ここは無色透明の温泉で、ツルツル度が高く、これまた気持ちの良い温泉でした。
この仁王尊プラザは西田さん、めぐさんは以前日光に行った際に入ったことあり、それもあってのオススメ温泉でした。
一日に3度温泉に入って全部が最高って言うことないです。もう完全に温泉旅行です。
それにしてもおなかすいた―、今日の夕食はとんかつステーキ篠と、これも西田さん、めぐさんオススメの場所。

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地元の人が以前オススメしてくれた場所ということ。
肉厚のポークソテー、美味しい。それでいてパクパク食べれました。
ロースカツ、メンチカツもおいしかったです。
ごちそうさまでした。

ここからは冬山の季節に入っていくので、冬山登山か。
今回のような山というより、ふだんなかなかいけない秘境の地へ行くか。
そんな登山部になると思います。

コンプレックス 竹下

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