「この報告書は、まんだらけのオタク社員たちに富士登山を挑ませた熱血取締役の記録である
普段ろくに運動もせず好きなことだけやっているオタク社員たちが登山部活動の中から健全な精神を培い、
わずか数ヶ月で富士登山をなし遂げた奇跡を通じてその原動力となった、信頼と愛を余すところなく記録化したものになる予定である」

2016年3月11日 第十五回活動報告【天狗岳】

※写真をクリックすると大きくなるよ!


今回は八ヶ岳の天狗岳。
登山ではよく利用するスーパーあずさ、茅野駅からは今回もジャンボタクシーにて移動。
メンバーは辻中さん、西田さん、小山、なべしー、藤川(めぐ)、そして自分竹下です。


【タイムスケジュール】

10:10 渋の湯 1880m

11:10 八方台・渋の湯方面分岐

12:40 黒百合ヒュッテ

12:45 中山峠 2410m

14:05 東天狗岳 2640m

14:25 西天狗岳 2646m

14:45 東天狗

15:45 黒百合ヒュッテ

16:50 八方台・渋の湯方面分岐

17:30 渋の湯


登山口である渋の湯に到着。
寒さのレベルがこないだの赤木山でまるで違う。
車道をしばらく歩いたらすぐアイゼンをつけます。


前回赤木山で雪山に慣れていない自分は登りかなり苦戦したので、12本爪のアイゼンを買いました。
ただちょっと慣れていないこともあり装着に西田さんにも手伝ってモタモタしてしまう。

寒い・・・
風も強い・・・
それを物語っているのは圧倒的にいつもより写真が少ない。
登りの写真はこれくらい・・・




黒百合ヒュッテをすぎたあたりから特に風が強くなる。
ここで小屋で休んでしまったら頂上まで行けないので、行きは通り過ぎ東天狗を目指します。
尾根づたいにでてからはもう嵐の様。
一様にみな雪に足をとられる。
なんとか東天狗の山頂へ。
本来であれば西天狗へ行くところですが、天気がますます悪化して危険なのでこのまま引き返すことに。
この吹雪の時の写真を撮らなかったのは悔やまれます。
山頂の集合写真すら取り忘れてました。
吹雪で数メートル先が見えないために、ピストンルートなのに、一旦道が分からなくなる。
目印やストック跡、踏み跡を見つつ慎重に進みます。
この下山は登山部史上に残るピンチでした。
なんとかからくも黒百合ヒュッテに到着。


驚くことに黒百合ヒュッテ前にテントをはっているつわものが。
自分たちが必至に下山していたこの状況でテント泊する人がいるとは、上には上がいます。
ほんとすごい!


みな安堵・・・
ストーブ前に群がる。
ただちょっとぬるい。
西田さんはほぼストーブに足をつけるように接近していました。


ドリンクもすっかり凍っていました。



ビーフシチューにそば。
これは熱々ででてきてうまい。
冷えていた体にしみます。
いや〜生き返った。
体あたたまって一息ついたら再び下山。

黒百合ヒュッテからは林道になるので、それほど風等はなく、雪でコーティングされたふわふわの登山道を進んでかえりました。


渋の湯からはジャンボタクシーに再び乗って、茅野駅前の蕎麦屋にて乾杯。


今回の登山は雪山体験としては一気にレベルが上がったように思います。
次回は、前から食べに行きたいといっていたうなぎがメインの企画。
朝日岳を登ります。
雪でコーティングされたふわふわの下山はほんと楽しいので、来年も雪山は登っていきます。

[レポート:竹下]

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