「この報告書は、まんだらけのオタク社員たちに富士登山を挑ませた熱血取締役の記録である
普段ろくに運動もせず好きなことだけやっているオタク社員たちが登山部活動の中から健全な精神を培い、
わずか数ヶ月で富士登山をなし遂げた奇跡を通じてその原動力となった、信頼と愛を余すところなく記録化したものになる予定である」

2015年5月22日(金)登山部 第七回活動報告【棒ノ折山(ぼうのおれやま)】

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【タイムスケジュール】
9:20西武鉄道池袋線 飯能駅に集合
10:20駅よりバスで移動 〜 さわらびの湯に到着
〜 土産物屋で買い物
10:30さわらびの湯を出発
10:50有馬ダム(名栗湖)経由で白谷沢登山口に到着
12:20棒ノ折山山頂に到着
〜 山頂広場で昼食
12:40軍畑方面に移動開始
13:00黒山を通過
14:20岩茸石山を通過
15:00高水山「常福院」を通過
16:10軍畑駅到着
〜 川井駅に移動
16:25バスで釜めし「なかい」に向かう
〜 釜めし「なかい」で夕食
17:30釜めし「なかい」の送迎車で川井駅に移動
18:00川井駅より帰宅


今回竹下が選んだ山は、棒ノ折山(ぼうのおれやま/標高969m)。
そんな聞いたこともない山の見どころは、沢歩きらしい。
前回の金峰山(きんぷさん)から半年。みんなの体力も落ちている頃なので、
手軽に登れて、しかも、電車で行ける場所で・・・と思案した結果、この山に決まった。


最近、恒例になったまんだらけマイクロバスが本来の仕事で使用されているため、
移動手段は電車しかなく、マイクロバスでの送迎付き登山に慣れ過ぎた私たちに
は、今回の電車移動はなかなかしんどい。
集合は西部池袋線の飯能(はんのう)駅。
これまた関西出身の私には聞いたこともない駅。
飯能駅に9:20分集合と、いつもの登山部と比べて朝はゆっくりできる。
新宿から山手線で池袋まで行って・・
西部池袋線から吐き出される人の多さに動揺しまくるまんだらけのスタッフ。
何せ、まんだらけの朝は遅い。そんなラッシュ時の混雑なんて縁がないわけで、
その人波の流れに逆らいながら何とか改札を抜けられた!
電車に乗ってしばらくすると、3階以上の建物がほぼ見当たらないのどかな風景に変わってきた。
待ち合わせ時間には十分間に合う時間だったのだけれど、
ちょうど来た特急に途中で乗り換えて乗ってみた。もちろんガラ空きです。
飯能駅に着くと、トイレの行列に藤川姉妹(総務と経理担当)発見!
改札前になべし(広報担当)と小山くん(ヴィンテージとセル画と総務?担当)発見!
竹下部長(コンプレックス店長)も合流して、バス停へ。
いつもように、辻中顧問(ややこしいですが、会社では副社長です)はそう簡単には姿を見せない。
今回は海馬の仕事の都合で久保田が不参加、経理も忙しいそうで川代部長もダメ
なかっちゃんは、理由を告げずに(バスが使えないからか?)欠席。
というわけで、今回は、辻中、竹下、小山、鍋島、藤川姉妹、西田の7人。
バス停で10分ほど待ったところに、どこからかそろりと現れた顧問は、
「いや〜、開いてると思った古本屋が今朝はまだ開いてなかったぁ」と残念がる。
朝から寄り道をする余裕、さすがです。そうこうしている間に目的のバスが来た。
バス内でシニア女性登山隊に囲まれる小山くん。ここから更にバスで50分かかる。
途中、近くの小学校から漂ってくる給食のカレーの匂いや、のどかな村の風景を楽しみながら
バスはさわらびの湯に到着。


出来たら、ここを終着点にして、ゆっくり温泉に入って帰りたかったなあ。
そんなことを思っている間に、顧問は勝手知ってる土地のようにスタスタ土産物屋に入っていく。
なべしも続いて入り、焼きおにぎり2個ゲット。
「おにぎり105円ですよ。饅頭もありましたよ」
今どき105円なんて、消費税5%時代の値段のまま?
竹下が「じゃあ、僕も饅頭買おうかな」と甘いものに目がない竹下。
おにぎりは105円だが、饅頭は110円。
ここの饅頭、かなり大きい。都会のおしゃれで上品過ぎる饅頭の倍の大きさはある。
「ちょっとこれ、大きすぎますね・・」と言いながら、竹下は饅頭2個ゲット。
天気は快晴、暑くなりそうな予感。
顧問は2リットルの水を背負って、10時半にさわらびの湯をスタートした。

私はと言えば、登山部の4日前にぎっくり腰になり初めて欠席になるかもと参加が危ぶまれていた。
でも半年ぶりの公式活動で、きっとみんなの体力も落ちてそうだし
大丈夫だろうと甘く見てスタートしたのだが、ところがどっこい
姉妹の体力が格段にアップしていて驚いた!
聞くところによれば、仕事終わりに、連夜ジムに通っているという。
「毎日30分くらいのトレーニングしかしてないですよ〜」と軽〜く話す二人だったが
体つきは確実に変わってる。体が締まっている!
何でも2か月で5キロ痩せたとか何とか・・・
姉妹は、トレーニングだけでなく食事にも気を配り
最近はアミノ酸が豊富に含まれている高野豆腐を常食にして豆類でタンパク質を取り
プロテインも欠かさないという。さすが、元チャンピオン、本気を出すと違う。
二人とも力強い足取りで、全く集団から離れない。顔には余裕さえある。
この棒ノ折山、標高は高くないが、時々現れる急激な登りがキツイ。


竹下が楽しみにしていた沢歩きも、姉妹は軽々岩の上を渡っていく。
登りなのに、顧問までが調子良さそうに見えた。
これは私が一番ヤバいかも?!
そんなことを考えているうちに、一行は約2時間で棒ノ折山到着。


このオタク登山部が、健脚向きの目安時間でぴったりで歩けるようになったのは
ホントにすごいことだと思う。
棒ノ折山山頂からは、中央線川井駅に下りるのが一番早いルートではあるけれども、
1.5時間で到達してしまうんじゃあ物足りないなぁという顧問意見を尊重して
一番遠いルート(3時間)で軍畑(いくさばた)まで下りることに決定。


そこから、電車で3駅川井駅まで移動して、「美味しい釜めし食べましょうよ」と顧問。


その釜めし屋は、川井駅から更にバスで2キロ。
こんなに遠回りしても「釜めしを食べたい」という欲望を追及する顧問の姿勢に一同感動。
たまたま、電車もバスもすぐに来たから良かったものの、どちらも1時間に1本くらいしかない不便さ。
それでも、顧問曰く「人気の釜めし屋です」。


顧問のお勧めのお店は、いつも、変な店主がいるとか、店が汚ないとか、
メニューが一つしかないとか、どこか変わったところがある店が多いので
覚悟を決めて行ったのだけれど、その「なかい」という釜めし屋さんは、
山の中にありながら、客席も十分にある予想外にきちんとしたお店だった。


釜めしを注文すると、もれなく水炊きと刺身こんにゃくと漬物と饅頭がついてくる。
それに、馬刺しと焼ききのこも3皿ずつ注文。
おなかもいっぱいでノーモア饅頭という気分だったので、私の饅頭は竹下に。
顧問の分はダイエット中の藤川姉に。
姉妹は食べた量の計算をして、歩いた分以上のカロリーを摂取したと反省の色濃い姉妹でした。



辻中、竹下、小山、西田の4名は、2月に一度、塔ノ岳に登っているし、
姉妹は、こそ練を積んでいた。今回の登山で一番しんどかったのは間違いなく
なべしだと思う。広報部代表として参加のなべし、途中で挫折するわけにはいきません。
なべし、最後までよく頑張りました!


登山部は、6月以降は本気の登山に取りかかります。
今年中に制覇したい山は、空木(うつぎ)岳、燕(つばくろ)岳、那須岳と
前回、完全制覇出来なかった平標山〜仙ノ倉。
この4箇所はどうしても登りたいと思っています。
次の登山部活動は6月19日(金)、どうか晴れますように!

只今、ライト登山部も計画中。若手登山部員大募集中!
健康診断の結果が悪い従業員はライト登山部に特別徴収される可能性あります!
覚悟を!

[レポート:西田]

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