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今回はゲームが原作関連のコミックスを集めてみました！

ワルキューレの冒険　外伝－ふたりの女神－
著：杉森健

電波新聞社から１９８９年１０月発売。
容姿などから女神ワルキューレに祭り上げられた普通の少女が頼りないながらも異世界のワルキューレになって旅に出るというファンタジー。
著者の杉森氏は「ポケットモンスター」シリーズのキャラクターをデザインしている第一人者。一作目の「ポケットモンスター赤・緑」以降、全てのメイン作品で公式イラストを手掛けている。
表紙は富士弘が担当。富士弘といえば1980年代にナムコに入社し、現在は“富士宏”当時は“富士弘”や“ふじひろし”名義である。
2005年、コミックブレイドMASAMUNE（マッグガーデン社）にて「ワルキューレの降誕」続編の「ワルキューレの栄光」をナムコ公式作品としてかつてのキャラクターデザイナーである本人自らがコミカライズしたものもある。

時間がなくてRPGゲームが出来ない人もこの本を読めば冒険に出た気分になれるはず！

ゼルダの伝説　THE LEGEND OF A LINK TO THE PAST
著：石ノ森章太郎

“NINTENDO POWER”にて連載され、１９９３年４月に発売されたオールカラー作品。
石ノ森章太郎が描いたテレビゲームのコミカライズという事でとても珍しい書き下ろし作品。
このコミックは海外向けに書き下ろしている事もあり、従来の石ノ森先生の作品の雰囲気とはまた違った描き方になっています。
更に、海外向けというだけに左開き。
そして他にも関連している書籍として石ノ森先生が監修を務めている、滝沢ひろゆき著の“ドラゴンクエストへの道”があります。
ゲームソフト「ドラゴンクエスト」、その開発スタッフである堀井雄一・中村光一・すぎやまこういち・鳥山明らの奇跡的な出会いから開発までの経緯に脚色を交えながら記された本です。
ちなみに著者の滝沢ひろゆき氏は石森プロ所属。
なにはともあれ、ゼルダの伝説が好きな人、石ノ森先生が好きな人、どちらにもおススメな逸品です。
（余談ですが今回紹介したゼルダの伝説の本にはサイボーグ002の外見にそっくりなキャラも．．．）

マリオの大冒険
著：チャーリー野沢

アメリカ任天堂“NINTENDO POWER”にて連載。１９９３年１月～１２月まで一年間に渡って連載されたオールカラー作品。
当時として200万部の発行部数がある雑誌に日本人が一年もの長期連載を持つというのは異例の事であったらしい。
ところで著者のチャーリー野沢って誰？って思った方もいるかもしれませんが、実は「しあわせのかたち」や「漫玉日記」が代表作品の桜玉吉。
このペンネームはニンテンドーパワーに掲載される際、糸井重里によって付けられたという（著者本人は気にいってないとか）。
とある話では、子供たちに代表作品を聞かれた時に悩んだ末、この本を持ち出しマリオの漫画を描いてる凄い人になったそうだ。
巻末には桜玉吉・竹熊健太郎・編集者の対談が載っているので玉吉ファンにとって是非持っておくべき貴重な一冊かもしれない。

(担当大須賀)