【まんだらけトピックス】本・まんが・コミック・TOY・同人誌の専門店

まずは、本の厚みに異様な存在感を感じます。
数にして1200ページの背幅10センチ、もちろん立ちます。
装丁は本誌ガロでもお馴染みの羽良多平吉、外箱付きで20年史を飾るのに相応しい豪華な仕様となっています。

本書は1984年に刊行されたもので、のちの2002年まで40年近く続くガロの歴史を2部に分けるならば、前半部分にあたる（1964～1984）雑誌の草創期が凝縮されています。

20年の歴史を1冊にまとめられているのですから、掲載されている作家陣の数と豪華さにも圧倒されます。
総勢80名の執筆人でマンガ・コラムが掲載されており中でも、ガロがデビューとなる釣り漫画の大家・矢口高雄の「長持唄考」が読めるのが魅力的。
それとこちらも珍しい、つりたくにこの「六の宮姫子の悲劇」も収録。
変り種としては、ねじ式のパロディ漫画、赤瀬川原平の「おざ式」が良いですね。

ガロの歴史を知る上での資料性もありますが、まだあまり読んだ事がない方には入門篇として読んでみてもいいかもしれません。

冊子・外箱・台紙付
状態・外箱イタミ

こちらの商品はNWショーケースにお出しします。ご来店お待ちしております。

(担当田村)