まんだらけ小倉店 1F 少年コミック将来歳を取ったら、リアルタイムで読んでいたことを自慢しよう

「ワンピース」がこのマンガがすごい2010にランクインしたことについて、『いまさら？』と思った方は多いかもしれません。しかし、ワンピースという作品は、実はこの手のランキングやら賞レースやらからは無視される傾向にあります。
なぜなら、ワンピースは「面白いのが当たり前」にすでになっているからです。
奇蹟も毎日起きてしまうと奇蹟にならないように、面白いマンガも面白いばかりだと普通に感じてしまうという、描いている尾田先生からすれば理不尽な話になってしまいます…なんて書いていますが、おそらく尾田先生にしてみてば、読んでいる読者－主に子供－さえ喜んでくれれば、賞やベストランキングなどどうでもいいのかと思います。

では面白いのが当たり前のワンピースが、なぜまたいまさら騒がれているのかというと、それは『面白いにもほどがあるほど面白い』から他なりません。ここ1年ほどのワンピースの面白さは、当たり前だと思っていたワンピースの面白さが、実はまだまだ発展途上だったという恐ろしい事実を読者に気づかせ、尾田先生の
底知れぬ埋蔵量を感じさせるものでした。

将来、ワンピースをリアルタイムで読んでいたことはきっと自慢になると思います。まあ、将来といっても、20～30年後も尾田先生がワンピースをさらに面白く連載している可能性も十分ありますが…。

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(担当有冨)