まんだらけ札幌店ミニカーコーナーエブロ1/43 1998年JGTC Mobil1 NAKAJIMA RACING NSX と Castrol無限NSX とチーム国光RAYBRIG NSX と TAKATA童夢無限NSX

エブロ1/43モデルが4,000円以下で買えた10年以上前の1998年。
その年のJGTCに4チームも増殖したGT-NSXですが、その4台が入荷しました。
この4台は記憶が確かなら、2台ずつ異なった発売日だったような気がします。
前年のavex童夢NSXがTAMIYA以外いつまでたってもリリースしなかった事もありましたし、中嶋企画が頑張っていたものの、ライバルのスープラやR-33の後塵を拝していたNSXを、エブロが全車リリースしてくれた事は嬉しい思い出です。

NAなのでストレートではR-33やスープラに差をつけられましたが、トータルバランスがよくコーナーリングでは他を圧倒するパフォーマンスをみせ、コーナーからの脱出スピードが各段に早いため、ビッグパワーの他車を追い回し抜き去る姿に酔いしれました。
しかし地上波では札幌放映されてませんでした・・・。
この年に限らずNSXはパワーだけではなく総合力である事を十二分に発揮していたGTカーでした。

私事ながらNSXGTカーの最大の思い出は、初めての国際レースデビューとなった1994ル・マンのGT2クラス参戦ですね。
懸念されていたドライブシャフトもいつぶっ壊れるかわからない状態で、車体もさることながらドリキンやアキラさんや国光さんたちの体も満身創痍ながら完走のチェッカーを受けた後、鬼のハシケンさんとチー国の涙の抱擁をホットバージョンVHSで何度も見返して、何度も一緒に泣いたことか知れません。
その感動のチーム国光栄光の#47がちょっと前に最近にリリースされた事はとても嬉しいですね。
あの時、雑誌『レーシングオン』誌上限定通販で購入したホンダレーシングチームのドキュメント小説はどこにいったのやら・・・。

今は主に資金難など暗い話題が事欠かない(いつもか)GT選手権(現SUPER GT)ですが、当時バリバリのプライベーターが大活躍していたGTが青春だったものにとっては、オーガナイズもチームもドライバーも進化してすげえなあ、と思う反面、多少物足りない気がしてなりません。なんだろう?

という事で、ボクにとっては最近の1998年JGTCのNSX-GT4台です。

(担当大井)