まんだらけ渋谷店萩尾望都雑誌付録「76年ポーの一族」カレンダー、77年全プレ品「トーマの心臓」大判ハンカチーフ入荷


『別冊少女コミック』 1976年1月号増刊（ちゃお）付録萩尾望都「1976年ポーの一族カレンダー」状態：並（破れや大きなヨゴレはありませんが、カレンダーのページ真ん中部分が台紙から取れています。）税込特価 7,875円	『lala』 1977年10～11月号全プレ品「『トーマの心臓』ユーリ＆トーマ大判ハンカチーフ」状態：並上（シミ等もなく綺麗です。折り目は送付当時からのものになります）税込価格：15,750円

このカレンダーを渋谷店でお出ししたのは2007年の夏なので、ちょうど一年半前くらいぶりの入荷となります。

『別冊少女コミック』の1976年1月号増刊号として創刊された『ちゃお』の第1号目の付録で、なぜに「ちゃお」でポーの一族？とちょっと不思議に思われるかもしれませんが…ちょうどその頃、「ポーの一族」が『別冊少女コミック』の看板作品であったため、その姉妹雑誌誕生を記念して付録として起用されました。
『ちゃお』の記念すべき創刊号ということもあり、当時の付録としては異例の豪華さ。
赤い台紙にカレンダーが貼り付けてあるのですが、週めくりカレンダーなのでちょっと厚みがあり、
3ヶ月ごとに絵柄が変わります。
萩尾さんは付録雑誌で連載されていたことがほとんどない作家さんなので、付録は存在自体が無いといってもよいぐらい。
そんな萩尾さんの数少ない付録、しかもあの「ポーの一族」のもの、さらにイラストを最も堪能できる、付録の中でも最も人気の高いカレンダーであるということ。そして画像を見ていただければお分かりになるとは思いますが、最高の出来栄えです。
加えて、「ポーの一族」はイラスト集が発行されていないので（ムック類でなら小出しにイラストを見ることはできますが）
こういった付録類に描かれたイラストはどんな小さなものでもファンの方にとっては宝物になるはず。
つまり。数多ある少女レトロの付録の中でもこのカレンダーはちょっと特別な存在なのです。

そして。
今回カレンダーと一緒にお出しするのが「トーマの心臓」の主人公2人をプリントした全プレハンカチ。
連動企画で同じく全プレ品として、
オスカーとエーリクが描かれたハンカチも存在します。
そちらは色調デザインもキャラの表情もPOPというか明るいのですがこちらはユーリとトーマの関係を表すように背中合わせで2人が描かれ、色も緑と青を使用し落ち着いたデザインになっています。

ハンカチ一枚でキャラクターの性格や関係までも表現しているストーリー性のある仕上がり。
少女レトロのハンカチは今見ると非常にデザインがお洒落で、それだけ当時女の子にとって「ハンカチーフ」がファッションや身だしなみのアイテムとしてどれだけ重要だったかを窺い知ることができ、個人的にはレトロアイテムの中でも大好きな品です。萩尾さんだけに関わらずいつもそのセンスに関心。今回のトーマとユーリのハンカチもグリーン×群青という配色の美しさ。
萩尾さんのグッズはデザインの優れたものが多いのですが、これはその中でも特
にオススメ。
このハンカチは使うのではなく、古いシャビーな白い枠の額にいれてぜひ飾って頂きたいです。
一緒にアンティークのレースを入れたりしても素敵かも。

(担当神原)