まんだらけコンプレックス 3F　この未曾有の不況に男・本宮ひろ志が立ち上がった。新春の奇跡『まだ生きてる・・・2』岡田憲三の息子岡田正夫編が始まる。コンプレックスは「まだ生きてる」を激オシ！本宮先生に隷属します。

この未曾有（”みぞうゆう”）の不況に本宮先生が熱くなったのが伝わってくる展開。「まだ生きてる」息子正夫編が次号よりビジネスジャンプに連載開始ということで衝撃だった「まだ生きてる」の一話目、憲三首吊りシーンまでが再び掲載されています。
スタート直前ということで「私は、怠け者だ。～」から始まる決意文のようなものが掲載されており、それに揺り動かされました。

まだ冒頭のシーンしか決めておらず、「その先どうなるかは、アドリブで作っていく。・・・・・上手く泳いで、ゴールできたら”バンザイ!!”」

『まだ生きてる』はリストラされ、家族にも見捨てられた男が故郷の山で首を吊るところからはじまります。
首吊り自殺に失敗した男のそこから生への転換、一転したサバイバル生活。この平成の時代にいのししと格闘。インポからの脱却。
一点を除いては今までの本宮とは全く異なるそのキャラ・内容にジワジワと話題になりました。
「女＝押し倒す」の本宮理論を封印。ゆえにこの『まだ生きてる』にはいつになく本気の本宮ひろ志が見えます。描きたいものだったのは間違いないでしょう。
それがこの先の見えない不況が訪れたことで呼び起こされたのか、使命感が芽生えたのか。
とにかくこの本宮先生以外には書けえないこの文章から期待感は膨らみます。

コンプレックスはオススメコーナーに『まだ生きてる』コーナーを設置しましたのでブラリ寄られた際にはそちらを見てみてください。『バクマン。』とガモウひろしコーナーの横に置いておきます。

(担当竹下)