まんだらけまんだらけコンプレック 3F 評論本ちょこっと追加

今年も評論本ということでいうと良書のリリース・復刻がでた年でした。
米沢嘉博さんの代表作とも言える『戦後少女マンガ史』が去年のSFマンガ史に続いてちくま文庫より復刻がでました。
今回出すものはそのオリジナルとなります。
少女マンガ史を知る上ではこの上ない良書。自分も昔これと別冊太陽の2冊を読んで勉強になりました。
米沢さんの初期3部作で復刻でていないものは「戦後ギャグマンガ史」を残すのみとなりました。

あとは先日もコメントを書かせてもらいましたが、長谷邦夫『マンガ編集者狂笑録』。
実在の人物と実在の出来事を踏まえて書いた限りなく実録に近い創作小説というスタイル。
それぞれの編集者が個性強くそこが読み応えあります。ただその実在の人物の回想がその実在の人物の主観で語られるのがちょっとなじめないなぁ～と個人的には思いました。
それぞれの人物を知る上では今年この本がでた影響は大きいです。

他にも山本おさむ『マンガの創り方』も話題になりましたね。
自分は未見ですが実践的な本だというのを多数の方からお話し聞きました。

そんな評論本たちに力を入れてきたコンプレックスですが、実際満足いく入荷・店頭にはまだ至っていません。本日は久々入荷したごく一部をアップさせて頂きます。
お持ちの方いればコンプレックスは強く買いますので一度ご相談ください。

(担当竹下)