まんだらけ渋谷店今週は3連休！なので陸奥A子の付録を30点大放出

少女マンガの歴史を語る上で、切っても切り離せないのが「付録」。

そして「少女マンガと付録」といえば、やはり雑誌「りぼん」の存在が大変重要な意味を持っています。

70年代～80年代初めにかけて、すでにスター作家であった一条ゆかりさんとはまた別に「乙女チックラブコメ」というジャンルを築いた「りぼん御三家」といえば、太刀掛秀子、田渕由美子、そして陸奥A子さんでした。

中でも陸奥A子さんは「アイビールック」（米国の伝統名門校が身に付けていたファッション。金ボタンやボタンダウンのシャツ、ロングスカートにカーディガンを肩にかけるファション）を実際に登場人物に着せることにより、読者がキャラクターのファッションを実際に参考にするという現象が起きました。

同時代にあの「キャンディキャンディ」があったわけですが、当時キャンディのファッションをマネしたという読者はそんなにいないんじゃないでしょうか？

そういった意味でも少女マンガの歴史において、やっぱり陸奥さんの残した偉業というのは大きいような気がします。
そして。陸奥さんの漫画には「メガネ男子」が非常に多いという点にも注目！
それまで、ヒロインの相手役の男の子にメガネくんをもってくるのは一種のタブーだったような気がするのですが（一部例外もありました）、それをいとも簡単に飛び越えてしまったのが陸奥さんなんです。
昨今の漫画界やファッション界において、流行ってるどころか定着してしまった感がある「オシャレメガネ男子」。
ルーツはもしかしたら陸奥A子さんの描く男の子なのかも。

長くなってしまいましたが。
陸奥さんの描くキャラクターは、当時の少女が現実において憧れることのできる「等身大のオシャレ」のアイコンでした。
そんなキャラクター達が描かれた付録はノートであったり、ファイルであったり現実世界で少女たちが使える実用性の高いものばかり。

もちろん、今みたいにリップグロスがついたり、腕時計がつくなんていうことはもちろんありません。
プラスチック製のものは全プレでやっとあったぐらいです。
なので。当然紙製なので保存が難しく、今の付録たちより使用されていたことが多かったため、残っている数もコミックスより格段に少ないわけで。

当然次回の入荷がいつかはわかりません。二度と入ってこない物もあるかも。どれもレアアイテムです。
それに加えて陸奥さんの付録は、あらゆる少女漫画家さんの中でもトップクラスの人気商品。タータンチェックなど、赤色の配色が多く、少女マンガの付録の中ではダントツオシャレ！
そんな陸奥さんのりぼん付録を25点大放出します！！！

お値段は商品により、525円～2100円の価格帯で「まとめていくら」ではなく、1点1点にお値段をつけています。

そしてそして。
今回はいつもと出す場所を変えて、70年代特集ということで、ファッション雑誌「装苑」「mcSister」と同ショウケース内（店内中央にございます）に3日（金）からお出しします。
まるでこ洒落た古着屋さんのよう？
あわせて、実際にお手にとってご覧ください。お客様のご来店をお待ちしております。

通販に関してのご注意
付録という商品の性質上、こちらの説明とお客様が求めているもとが必ずしも一致するとは限らないので、誠に勝手ながらイラストによる探求はおうけできません。
「陸奥A子さんのノートならどんな絵柄のでもよい」というような場合でしたら、こちらから具体的に絵柄や色等、状態をお伝えできます。この点をご了承ください。

（担当神原）