2006/2/6掲載
まんだらけ 新宮店

第192回 こずえ嬢の勝手に連載!面白少女コミック!!


こんにちは!
寒い日には、ホットコーヒーで一息つきましょ♪
コーヒー大好きこずえ嬢です。

時間が空いたら、お湯沸かしてコーヒー淹れちゃってます。
ミルクは入れますが、お砂糖は少しで。

結構人によって、飲み方っていろいろみたいで。
友人と一緒にコーヒーショップに行くと良く判りますね。

甘党な友人は、お砂糖●杯入れて、嬉しそうに飲みます。
それを見てると一緒に来てよかったな〜なんて心底思います。それ見たさにっていうのも、コーヒーショップに行く理由の一つなんですけども♪


ささっ!それはさておき。
行ってみましょう。
今回ご紹介するのは、こちら!!

小学館 フラワーコミックスより
刑部真芯先生の
「君を奪う、君を愛す」

「紅葉(くれは)・・・・オレはね・・・・」

「藍(らん)?」
名前を呼ばれて、顎に手を添えられて。

「・・・・・オレは、ずっと・・・・・・」

―その、言葉の続きを・・・・聞くことはなかった・・・・。

「・・・・・事故?」

「ああ、一週間も休んでるって思ったら・・・」
「家ももう、引き払われてるし・・・」

「死んだのかもってウワサだぜ?」

クラスメイトの藍のウワサ話を聞き、あの時の・・・自分に何か伝えようとして言葉をゆっくり紡いだ彼を思い出す。

**********
「オレはね、紅葉・・・・・・・」

「・・・・・・・?」

藍は、紅葉に顔を近づけ囁く。
「もったいないから・・・・もう少し・・・・もう少し大事に取っておくよ・・・・・」

そう言った日から、彼は紅葉の前から姿を消した。

大好きな幼馴染の消息が判らず、その状況に絶えられず紅葉は転校を決意。

「今日からこのクラスに入る、結城くんだ。」

「結城紅葉です・・・・・」

その顔には覇気がなく、完全に沈黙してしまっている。
藍が大好きだった紅葉の笑顔も息を潜めていた。

―あれから二年。
私の心は行き場を失って、もがいてる。

自己紹介も一通り済ませて、先生が席を指差す。
「席はあの後ろの空いてる所へ・・・・」

言われて、机の間々を通り、その席を向かう。

―瞬間。

自分を見る、鋭い視線を感じる。

振り向くとそこには、死んだとウワサされ、けれど信じたくはなかった、いや、どこかできっと生きているはずだと思っていた彼が・・・・藍がいたのだ。

―そう、どこからどう見ても藍。
 藍なのだ。

だけど、何かが違う。

「ユウキクレハ・・・・か。・・・まさか、会えるとはな。」
小声だが、確かに聞こえた。

彼は、口の端を軽く上げ、お世辞にも格好イイとは言えない笑いをする。

最初は事故の後遺症でおかしくなっていると思ってた。

だけど、違ったのだ。
彼の中には、もう以前の彼は存在していなくて・・・・・・?!

**********
はい。
ミステリアスでエロチックな刑部先生の作品です。
始めは、暴君っぷりを発揮していた藍がだんだんと千愛に惹かれて変わっていく様は、見ていて心和む所ですね♪

強引な男のコが好きなアナタにオススメ♪

(担当 仲野)

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