まんだらけZENBU50号記念 まんだらけを象徴する100のアイテム

  • 萩尾望都原画「百億の昼と千億の夜」

    あまりにも有名な阿修羅の絵

    「百億の昼と千億の夜」。あまりにも有名な阿修羅の絵です。萩尾望都でこのレベルの絵が出ることはもうないでしょう。裏に献呈名と作者のサイン、印があります。自選複製原画集「チェリッシュギャラリー」に掲載されています。


  • 小松崎茂原画

    ペン画とは異なる筆づかいの味わい

    大きさのある小松崎の人気のSF原画です。地底から次々と飛び立っていく円盤をバックに3人のキャラが描かれています。迫力ある構図でペン画とはまた異なる筆づかいが味わえます。作者といい山川 惣治といい細かく見るとタッチは粗いのですが、それが独特の味を醸し、かつ全体を俯瞰した時には精密な絵画を構成してしまうという、まさに職人技がここに顕現しています。原画を持つ方だけが味わえる醍醐味でしょうか。


  • おそ松くん三輪車

    今蘇る長年倉庫で眠っていた死蔵品(デッドストック)

    おそ松とイヤミ、チビ太の三輪車です。 バンダイのあまり資料のない品ですが、キャラはすべて壊れやすいセルロイド製で三輪車はプラ、後ろの鈴はブリキで出来ています。 その鈴ですが、この3人のキャラが並んでプリントされていますので、おそらく他のキャラの物は出ていないかと推測されます。 箱は非常にしっかりしていますし、箱絵のある上蓋はほぼ美品ですが、それぞれ経年の汚れがあり、おそ松の箱は問題ありませんが、イヤミの下箱には亀裂が入っています (写真参照) 。またチビ太の箱には全体にぬれた跡がありシミもありますが、箱自体はよれもなくしっかりとしています。中の本体 (三輪車) はどれもすべて美品でセルロイドの破損もなく、塗りも当時のままのような発色です。ゼンマイで鈴を鳴らしながら左まわりに前進します。


  • 東陽堂 首振りブリキ「福助」

    残酷さを誘導するという人間の持つエゴの悲哀

    箱の内側に入っているおもりをつけ顔をつけ、ゼンマイで左右に顔と目玉と両手が動きます。


  • 東陽堂 首振りブリキ「猫」

    作者の「幽玄」であり「儚さ」

    箱の内側に入っているおもりをつけ顔と三味線の先を取り付け、ゼンマイで左右に顔と目玉小さい猫とバチが動きます


  • 手塚治虫キャラクターゴム印「鉄腕アトム」

    手塚先生の貴重な遺品

    かなり古いものです (昭和30年代 40年代) 。手塚治虫を訪ねてくるファンのために玄関に置いてあったもので、これをノートや紙に押して記念にしていました。今となっては手塚先生の貴重な遺品になります。


  • 大友克洋原画

    イメージボード作成のために描かれた逸品

    「AKIRA」が映画化される際に、ポスターの絵柄をどのようにするか決めるためのイメージボード作成のために描かれたものです。


  • ちばてつや原画「あしたのジョー」

    連載最盛期の予告カット ちばてつや渾身の一葉

    「あしたのジョー予告原画」。連載最盛期の予告カットです。1ページ全体に追い込まれたジョーが描かれています。50号記念だから出すちばてつや渾身の一枚。もう2度と出ません


  • ジャイアント ソニック ロボット 電動ブリキ

    あまりにも有名な「5人のギャング」シリーズの一体

    頭頂、耳、目、口が点灯し、胸部から独特の音 (ソニック) 「ポーポー (ピーに近い) 」を発して、ノンストップで動きます。腕は振りますが動力からではありません (フリーです) 。別名「ノンストップ・トレイン・ロボット」増田屋の50年代に出たあまりにも有名な「5人のギャング」シリーズの一体。 そもそもどこかにぶつかっては方向転換して進む (ノンストップ) 方式ですので、前面のパネル部分の角に少しサビがあります。また腕をフリーで振りますので、すれ跡が両サイドあります。ほかは特別な傷もなく良好です。


  • 永井豪ファンクラブ「GOGOGO」5号

    昭和45年の第9回日本SF大会 TOKON5の後夜祭で結成された永井豪ファンクラブの会誌。

    「GOGOGO」5号でGOGOGOGOGOなので、メモリアル。 表紙は永井豪先生によるもの。タイトルのデザインが最高です!! 通巻第15号あたるものなので、10号で誌名変更が行われ「GOGOGO」になったと推測できます。 裏面には永井豪先生のサイン入り。


  • ジブリ作品背景付きセル

    もののけ姫セル

    魅惑の背景付きセル。
    実はセル画を外すと隠し文字が出てきます。
    詳しくは本誌で!


  • グリコホーロー看板

    なかなかお目にかかれない戦前物

    グリコの看板自体が人気ですが、戦前物はなかなかお目にかかれません。 全体的に看板自体は真っ直ぐ平らで、ホーローらしくずっしりと重さもあり、お値打ちものだと思います。 デザインは二代目のランナーで昭和3年から昭和20年の間に使用されたキャラデザインで、おそらくその前にはホロー看板はなかったと思われますので、最初期のものかもしれません。


  • 崖の上のポニョ上映館用 ディスプレー

    水の透明感がポニョの世界を凝縮

    他のジブリの作品の物はよく出回りますが、なぜかこのポニョだけは出てきません。 すべてしっかりとしたアクリル樹脂で作られており、水の透明感がポニョの世界を凝縮しています。 背景から光を透すか、中に光源を入れて飾っておくとかなりな存在感を持つようです。 なるほどこれは手に入れてしまうと、なかなか手放せないのかもしれません。


  • キャプテンウルトラ ロボットハック

    国宝級で博物館クラスの一級品

    正直、一生のうちにこのプラモデルを触れられたことに感謝します。 日本の国宝級のオモチャです。国が怒るでしょうね。 このキットは当時回収がかかったキットで出回った数も少ないと聞いております。 説明書に書いてありながら金属部品がもともと一つ足りなかったので回収されたと推測されます。だからこのキットもデッドストック状態なのでこれで完品なのです。 箱ヤケはありますが博物館クラスの一級品をコレクションに加えてみませんか?


  • 旧ライダーカード【73】ラッキーカード

    コレクションアイテムの代表といえるライダーカードの、幻の『四天王』

    通称「四天王」のうちの一枚。 【表14局版】の41番、46番と【表25局版】の35番、73番の計4種はその希少性から、四天王と呼ばれてい ます。 不動のトップアイテムとして残したい1枚。


  • 高橋留美子原画

    おじさんたちの哀愁を誘う庶民的な丸顔のラム

    昭和53年当時、武蔵野女子学院の学生だった方が、学園祭用にイラストを描いてほしいと作者にお願いして、いただいたもの。 その当時のごく初期のラムちゃんがここに描かれています。 後年の洗練されたラムではなく、もう少し庶民的な丸顔のラムは、おじさんたちの郷愁を誘います。


  • ジブリ作品背景付きセル

    となりのトトロ クライマックス場面セル

    以前は「アニメージュ」での通信販売で「となりのトトロ」「魔女の宅急便」「紅の豚」「平成狸合戦ぽんぽこ」「おもひでぽろぽろ」などが販売されていたものが、「もののけ姫」「耳をすませば」からは販売されなくなり、特に今回出展されている背景付きは大オークションでもあまりない作品です。


  • 足塚不二雄(藤子不二雄)のデビュー単行本「最後の世界大戦」初版

    おそらくこれが最後の出品になるかも知れません

    まんだらけが長い間大金庫に保存していた最後のものです。
    手放すと次の入荷がまったく予想できません。50号記念で出しますが、やはり名残惜しいものがあります。
    そう簡単に世に出る本ではないので、購入できる力のある方はご検討下さい。
    内容(オール2色刷り・SF)はもちろんその装丁、著者名(足塚不二雄というネームに私たちはどれだけ胸を躍らせることでしょうか)、出現率の低さ、そして藤子不二雄のデビュー単行本という日本の漫画史上かつてないほどのパーフェクトなビンテージクオリティです。どれだけ復刻が出ようともそのアイデンティティは揺るがないでしょう。