8/20(土) 中居裕恭写真集「north point」出版記念トークショー

今年2月に急逝した青森の写真家、中居裕恭の写真集「north point」が発行されたことを記念したトークショーを開催します。

「張り込み日記」を皮切りに、写真集ファンを唸らせる名作を世に送り出しているroshin booksから刊行された新刊は、 森山大道が中居裕恭との二人展の展覧会直前で亡くなった中居の遺した500枚のプリントより選んだものから構成されています。 (現在、青森三沢の寺山修司記念館で森山大道・中居裕恭の二人展が開催中)

今回は、司会にアート・プロデューサーのトモ・コスガ氏をお迎えして、 編集者の村上仁一氏と写真家の尾仲浩二氏により、制作経緯、お二人と中居氏の関わりや写真についてお話しいただくほか、 尾仲さん自身の最近の活動などについても語っていただく予定です。

当日は写真集も販売いたします。

イベント概要

  • 開催日 8/20(土)
  • 時間13時45分開場(14時スタート、16時終了)
  • 場所 まんだらけ中野店 4F 海馬
  • 入場料 500円(予約不要)
  • 問い合わせ まんだらけ中野店・久保田 03-3228-0007

プロフィール

尾仲浩二

1960年、福岡県生まれ。 1982年に東京写真専門学校(現・東京ビジュアルアーツ)卒業以後フリー。

イメージショップ「CAMP」に参加後、1988年には自身が運営するギャラリー「街道」を新宿に開設。2016年に中野に移転再開。
刊行されている写真集は『背高泡立草のある町』(蒼穹社/1991年)、『遠い町・DISTANCE』(mole/1996年)、『slow boat』(蒼穹舎/2003年)、『海町』(Super Labo/2011年)など多数。

村上仁一

1977年、東京都生まれ。 東京ビジュアルアーツ卒業。第16回写真「ひとつぼ展」グランプリ、第5回ビジュアルアーツフォトアワード大賞受賞。

写真集『雲隠れ温泉行き』(青幻舎/2007年)、『雲隠れ温泉行』(roshin books/2015年)を刊行。2008年より雑誌『日本カメラ』の編集者として現在に至る。

中居裕恭

1955年、青森県八戸市生まれ。1976年、ワークショップ写真学校細江英公教室にて学ぶ。以後フリー。

イメージショップ CAMP、プレイスMの活動に参加。1988年より2000年まで「ギャラリー北点」を八戸市に開設、主宰。
写真集に『北斗の街〈遡上の光景〉』(IPC刊/1991年)、『残りの花』(ワイズ出版刊/2000年)がある。個展、グループ展多数開催。享年60。

トモ・コスガ

アートプロデューサー。 写真分野を中心に、編集、執筆、展覧会/企業主催イベントのキュレーション&プロデュース、コンペティション審査員など多岐にわたって活動。

また写真家、深瀬昌久が遺した写真作品の普及管理活動を目的とした団体「深瀬昌久アーカイブス」創設者の一人。
深瀬昌久の個展『救いようのないエゴイスト』のキュレーション、写真冊子『屠』(SUPER LABO刊)『Wonderful Days』の企画を担うなど活動も多岐にわたる。