こちらのセットを出すのは1年半ぶりくらいではないでしょうか?
ここで紹介するのは初めてです。
SDクラブですが、背のデザインを見ていただくとわかるように7と8では全く違います。ここでリニューアルされます。
マンガの内容的には個人的にはこの7号までが好きです。
内容に制約があまりなかったのか、ガチャポンになっているキャラクターが出てくる作品ならOK的なライトな作品が多く、当時前半の巻数だけ手に入れていました。
うみのさとる氏のこの作品が一番印象に残っています。
エルガイムキャラがマンガの主人公になっているなんて?
こちらが7連載分の「おれがマークIIだ」です。
この号を作っている時。リニューアルが決まっていなかったのか連載終了など何も書いてなく、こちらが事実上最終回となっている感じです。
8号からリニューアルされ、継続して連載しているのが「ダブルゼータくんここにあり」のみあとはすべて跡形もなくなっています。
すべてなかったことになっています。
連載している個々のページも増え、「モビルスーツコレクションMSV」「モビルスーツコレクション・ノベルズ」なども始まり、連載作品がガンダム色の強い作品かバンダイ色の強い作品のみになってしまって、洗練されたように見えますがちょっと残念な感じもあります。
実際SDクラブ7号まで連載していた作品で、「ダブルゼータくんここにあり」と一部の中原れい氏の作品以外はほとんど未収録となっていて、すべてなかった感が強い扱いをされています。
しかし内容が悪かったわけではありません。「モビルスーツコレクションMSV」は8回連載され今見てもなかなか渋いところのMSVで、こころときめきます。
「モビルスーツコレクションノベル」は武半慎吾氏がイラストを書いており、またその後「シークレットフォーミュラー」は「モビルスーツコレクションMSV」に出てきたMSを題材にした作品で同じく武半慎吾氏が書いています。
この武半氏ですが8号以前にもSDクラブで作品が掲載されており、リニューアルですっぱり切られたわけもないのかなと思わされる器用です。
ちなみにモビルスーツコレクションノベルで題材にされたMSです。
1、プロトサイコ
2、ガンダム4.5号
3、プロトタイプZZ
4、デザートGM
5、プロトタイプリックディアス
6、水中型ガンダム
7、MS-06R-3S高機動型ザク
渋くてよいです。
結局リニューアル後の作品でコミック化されているのが「ダブルゼータくんここにあり」と「SDガンダム劇場」のみでこの武半慎吾氏の作品のみでコミック化出そうな量はあるのでしてほしいな、、、。
連載1回めでは冠にガンダムは付いていませんがカイが主役のマンガです。
ことぶきつかさ氏の「デイアフタートゥモロー」に通じる部分がある作品でこちらもコミック化を説に希望します。
こちらは最終回。冠にガンダムが付いています。
史実にのっとったストーリーで、ひきつけられる作品です。
さらにSDガンダムは15号でリニューアルをはかりガンダム妖魔烈伝(友杉達也)、機動戦士ガンダムF90(神田正宏)が始まるが
予告はしつつも、20号での事実上の廃刊となります。
15号から始まった2タイトルも連載している方がガンダムに深くかかわっている方ということもあり、また内容的にもよく未収録、そして未完というのは実にもったいないに限ります。
そんな流れのあったSDクラブ。
コミックされず、未収録になっている作品にふれるにはこのSDクラブ本誌を読むしかありません。
最近なかなかセットが組みづらくなってきています。
この機会にどうでしょうか?
(担当 平嶋)
- この記事は2011年8月26日に掲載したものです。