【まんだらけトピックス】本・まんが・コミック・TOY・同人誌の専門店

今年は春秋に続章放映という、臨界突破なイベントがありましたね。蟲師です。
放映も終了し、年の瀬の速い流れの中、ひとときの熱は冷めたかのようですが、しかし作品世界が残した何かは熾火のように、小さな火の玉のように未だ胸を焦がし続けています。

ここに紹介します五枚のイラストレーションはすべて、シリーズ通してのキャラクター、デザイナー兼作画監督の馬越嘉彦氏描き下ろし／第1期特装版DVDの（おそらく）アニメイト特典である「蟲師謹製錦絵風イラスト」なるものです。
全5集であった特装版１つに１枚ずつ、足して全五枚が存在しています。
ここに活写されたるは特定のシーンではなく、生物の気配で噎せかえる春の野や、高空に朱を混ぜた様な秋空の下で、蟲と共に歩いたり思案したりのギンコの旅路そのものの、イメージなのでしょう。
連綿と続く彼の日々を思い、五枚綴りでお出しします。

そして本記事の親玉がこちらです。

これも第1期。地上波テレビにおける最終話である「筆の海」の更にラストシーン、野原で風を受けるギンコと淡幽の肖像。
DVD初回限定特装版の、アニメイト全巻購入特典「蟲師特製錦絵風イラスト＆専用額縁セット」。
蟲師としてさすらい続けるギンコと、蟲封じの定めの中に暮らす淡幽の両者が、その人生の半ばにおいて交わる一瞬。諦めや嘆息、気が遠くなるような苦闘の上に立った、静かな覚悟に満ちたひとときが見事に画面に押し込められているのだと思うのです。

この商品は12/28より中野店、本店２前ショーケースにて販売いたします。
お問い合わせは中野店本店／山田まで。

1月4日（日）までは店頭販売のみとさせていただきます。
取り置き、通販のお申し込みは、1月5日（月）から承ります。売切れの際はご容赦ください。

(担当山田）